立教大v筑波大【関東大学対抗戦Aグループ 第4週】

後半

筑波ボールで後半キックオフすると、そのまま相手陣での時間が続く。

後半3分、筑波ボールでスクラムが組まれると、どんどんどんどん押す。たまらず起き上がってしまったのは、立教FW陣。ペナルティを獲得すれば、筑波ベンチから「フォワードいいよ!」の声が飛んだ。

タッチに出し、ラインアウトを獲得すると、FWは小さい円陣を作って作戦の確認。そしてその後ろには、9番・10番・11番が横になってこちらも別の打ち合わせを。果たして、何が行われるのか。

直後、ラインアウトから作られたラックの球出しで、9番はふわっとしたボックスキックを選択する。そこに合わせて走りこんだのは、先ほどの打ち合わせに加わっていた11番・仁熊選手。残念ながらトライには繋がらなかったが、その後獲得したラインアウトモールをそのまま16番・髙田風吾選手が押し込みトライ。後半6分、7-38とリードを広げる。

攻守で活躍した筑波11番・仁熊選手。コーチ陣からの指示も、ベンチにいる岡﨑キャプテン→仁熊選手経由で伝えることがあった

そのまま筑波の猛攻が始まるかと思いきや、その後なんと34分もスコアが動かない時間が続いた。両陣ともに疲れがみえはじめ、足が止まるとミスが目立つ。

そんな中光ったのは、筑波15番・松永貫汰選手の突破力。ボールを持ったら必ずと言っていいほどゲインラインを切る。一歩でも前でボールを繋ぐ姿は、次節・早稲田戦でも有力なはずだ。

一方の立教は、押し込まれ続けたスクラムでようやく一泡吹かせる。後半21分、センターライン付近での筑波ボールスクラムを、押した。この試合、初めてスクラムで押し勝った。巻き起こる歓声は、5シーズンぶりにAグループ復帰を果たした立教へのエールだった。

 

試合終了間際、筑波が2トライを奪ってノーサイド。最終スコアは7-52、筑波は大学選手権への望みを繋いだ。

MOM(マン・オブザ・マッチ)に輝いたのは、スクラムで強さを見せ、トライも奪った筑波3番の山崎昇悟選手。埼玉県・浦和高校出身だ。

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