ジャパンラグビートップリーグ2021 ファーストステージ観戦ナビ

レッドカンファレンス

2018-2019年シーズンの順位に基づき、組み分けされた今年のカンファレンス。

まずはレッドカンファンレンスの各チーム注目ポイントをおさらいします。

※カッコ内は、2018-2019年シーズンの順位

サントリーサンゴリアス(2位)

■開幕戦
2月21日(日)14:00キックオフ
■対戦相手
三菱重工相模原ダイナボアーズ

■注目ポイント
15番・尾﨑晟也選手が相手陣の裏深くに蹴り込むボールを、10番のボーデン・バレット選手と13番のサム・ケレビ選手、14番のテビタ・リー選手が追いかけトライを奪う。このメンバー表を見るだけで、そんな光景が容易に想像できます。
リザーブを「フィニッシャー」と表現するチームカルチャーからも分かるように、抜かりなく80分で仕留めるメンバー構成は、多くのラグビーファンを楽しませてくれることでしょう。
■要チェックU-25
大卒1年目のルーキーたちが全員名を連ねた開幕戦。中野将伍選手(23歳)は、大学時代務めたセンターからウイングにポジションを移し、先発します。
リザーブに控えるスクラムハーフは、齋藤直人選手(23歳)。言わずもがな、昨年度の大学選手権優勝キャプテンです。
スローガン:We before Me
キャプテン:中村亮土選手(RWC2019日本代表)
監督:ミルトン・ヘイグ氏

トヨタ自動車ヴェルブリッツ(4位)

■開幕戦
2月20日(土)14:00キックオフ
■対戦相手
東芝ブレイブルーパス

■注目ポイント
No.8がオールブラックスのキャプテンです。同じポジションの控えは、ワラビーズのマイケル・フーパ―です。なんということでしょう。

キアラン・リード選手は今シーズン、茂野海人選手と共同キャプテンを務めます。この起用についてヘッドコーチは「彼の経験を使わない手はない」と話しました。そう、使わない手はないのです。

「選手それぞれ、スイッチが入るトリガーは異なる。引くのか、押すのか。そしていつ、正しいボタンを押すのか。自分の経験が糧になっている」と話すリード選手。試合中に組まれる円陣で、チームを同じ方向に向かせるリーダーシップに注目です。

■要チェックU-25
海外出身選手が揃うバックス陣の中で、右ウイングを任されたのは髙橋汰地選手(24歳)です。

2018年度の大学選手権で、明治大学に優勝をもたらした大活躍を覚えているファンの方も多いはず。シーズン途中で中断してしまった昨季のトップリーグでは、2トライ。新人賞候補の筆頭に立っていたことは、疑いようもありません。

2年目の今シーズン、日本代表入りに向けたアピールができるか、注目です。

スローガン:You Only Live Once
キャプテン:茂野海人選手(RWC2019日本代表)、キアラン・リード選手(RWC2019NZ代表)
ヘッドコーチ:サイモン・クロン氏

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス(5位)

■開幕戦
2月20日(土)13:00キックオフ
■対戦相手
Honda HEAT

■注目ポイント
2015年・2019年とワールドカップで日本代表を苦しめたスコットランド代表のスクラムハーフといえば、そう。グレイグ・レイドロー選手です。開幕戦で早速、スターティングメンバーに名を連ねました。

金キャプテンも「判断ミスがほとんどない。正確性も高く、一流」と絶対の信頼を置くその球捌きに、注目です。

■要チェックU-25
高校・大学とキャプテンを務めた経験を持つ15番・石田大河選手(23歳)。入団1年目で先発メンバー入りすることは、容易いことではありません。
トップリーグで猛者たちと相対することで、いかに適応力を磨いていくのか。注目です。
キャプテン:金正奎選手、中島進護選手
ヘッドコーチ:ヒュー・リース・エドワード氏

クボタスピアーズ(7位)

■開幕戦
2月20日(土)14:00キックオフ
■対戦相手
宗像サニックスブルース

■注目ポイント

敢えて、選手ではなくチームとしての取り組みを紹介します。

「#オレンジでいこう」作戦 ※以下、チームリリースより

クボタスピアーズのチームカラー「オレンジ」。オレンジには「明るい」「楽しい」「元気」といった意味があります。

新型コロナウィルスの影響で、我々の取り巻く環境は大きく変わりました。ラグビー観戦も同様で観戦スタイルや来場者数も制限され、昨シーズンまでのような応援はできなくなりました。

私たちクボタスピアーズは、このような状況だからこそ、私たちのチームカラーである「オレンジ」の持つメッセージを多くの方々に伝えたい。そして、クボタスピアーズの試合を楽しむことで、より明るく元気になってほしい。

そんな思いを込めて、「#オレンジでいこう」作戦を実施します。

トップリーグ2021リーグ戦全7試合のクボタスピアーズ試合会場で、2種類のベースボールシャツを敵味方関係なくプレゼント。オレンジカラーのベースボールシャツを着て、試合会場をオレンジ色にすることで、心もオレンジ(明るく・楽しく・元気に)になりましょう!

そして、ラグビーの魅力のひとつである「ノーサイド」や「一体感」で、この状況を共に乗り越えましょう。

「#オレンジでいこう」作戦は、ラグビーだからこそできるファンサービス施策です。

詳細はぜひ、こちらからご確認ください。

■要チェックU-25
スタンドオフの岸岡智樹選手(23歳)は、昨年度大学選手権覇者である早稲田大学出身。SNSでの多岐にわたる発信を目にしたことがある人も、多いのではないでしょうか。
ラグビーIQも高い頭脳を駆使して組み立てた戦術は、トップリーグでどのような威力を発揮するのか、注目です。
スローガン:MASTERY
キャプテン:立川理道選手
ヘッドコーチ:フラン・ルディケ氏

Honda HEAT(9位)

■開幕戦
2月20日(土)13:00キックオフ
■対戦相手
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

■注目ポイント
開幕節、一番格好良いSNSでのメンバー紹介画像を作ったのはHonda HEATです。

全選手がInstagramアカウントを所有し、日々の練習画像をInstagramにタグ付きで投稿する姿勢には頭が下がります。

そんなHonda HEATは、従来のファンサービスが出来ない中でも「チームとファンとが強い繋がりを持ってトップリーグ2021を共に戦っていくため」に『Hサイン』のパフォーマンスを考案しました。

会場で観戦される方は、声は出せずとも『Hサイン』で盛り上げましょう。詳細はこちらから。

■要チェックU-25
1番の鶴川達彦選手(25歳)は、バックス出身のフィールドプレーが持ち味。そこにプロップとして欠かせないスクラム力が加わったら、鬼に金棒です。
今シーズン、チーム初のスクラムコーチに就任したのは、具智元選手の父・具東春氏。スクラムでどのような進化を遂げるか、注目です。
スローガン:HEAT TIME
キャプテン:小林亮太選手
監督:ダニー・リー氏

東芝ブレイブルーパス(11位)

■開幕戦
2月20日(土)14:00キックオフ
■対戦相手
トヨタ自動車ヴェルブリッツ

■注目ポイント
練習での格好良い瞬間を切り取った写真をSNSにアップしているのは、広報・ファン担当の山野修治氏。早稲田大学で主務を務めた後、プレーヤーではなくスタッフとしてチームに加わりました。
手探り・手作りで「どうしたらファンに楽しんでもらえるか」考えていることが伝わってくるチームです。
2009年度以降、トップリーグの優勝から遠ざかっている東芝。ラストイヤーに復活なるか、チーム力に注目です。
■要チェックU-25
桑山聖生選手(24歳)・桑山淳生選手(23歳)は、ともに鹿児島実業高校から早稲田大学に進んだ年子の兄弟。幼い頃から東芝の鹿児島合宿を間近で見てきた2人が、いよいよ選手として登場します。
キャプテン:小川高廣選手、徳永祥尭選手(RWC2019日本代表)
ヘッドコーチ:トッド・ブラックアダー氏

宗像サニックスブルース(13位)

■開幕戦
2月20日(土)14:00キックオフ
■対戦相手
クボタスピアーズ

■注目ポイント
8年ぶりにサニックスへ復帰した小野晃征選手。福坪キャプテンは「チームのことを一番に考え、自分たちに何が必要か指摘してくれる。リーダー陣の1人として、重要な存在」と評します。
またHonda HEATから移籍したレメキ ロマノ ラヴァ選手も、日本代表経験豊富。どんな化学反応をもたらすのか、注目です。
■要チェックU-25
スクラムハーフの藤井達哉選手は、若干20歳ながらNZ留学経験を活かした高いゲーム理解力が光ります。昨シーズンにはTL最年少トライ記録を更新し、これからの伸び代に注目です。父は藤井雄一郎ナショナルチームディレクター。
スローガン:Stronger Together
キャプテン:福坪龍一郎選手、ダン・プライアー選手
ヘッドコーチ:コーリー・ブラウン氏

三菱重工相模原ダイナボアーズ(TCL2位)

■開幕戦
2月21日(日)14:00キックオフ
■対戦相手
サントリーサンゴリアス

■注目ポイント
今年から共同キャプテン制を導入した三菱重工。外国人選手と日本人の選手との間を埋め、同じ方向性を向かせられるように、という狙いを持つ。

■要チェックU-25
リザーブ登録のフッカーは、2シーズン目の宮里侑樹選手。一回り年上の大先輩HO・安江選手とのレギュラー争いに、注目です。
キャプテン:土佐誠選手、トーマス優デーリックデニイ選手
ヘッドコーチ:グレッグ・クーパー氏
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