仲間の気持ちを受け取って戦った帝京、3年ぶりに対抗戦で早稲田を下す|関東大学対抗戦グループA|第6週|早稲田×帝京

The Side of 帝京大学

帝京フィフティーンは、ハドルを組み続けた。

失点した時はもちろん、自らのトライの時にも肩を合わせ、そして短い掛け声で声を揃えた。

「自分がやるべきことは、FWに声を掛け続けること。自分は2年生だが、学年は関係ない。試合に出させてもらっている以上、しんどい所を見せてはいけないと思って仲間の気持ちを受け取って戦った」と話すのは、プレイヤー・オブ・ザ・マッチの江良颯選手。

江良選手、試合当日にメンバー入りした上山黎哉選手、そして岩出監督が「ゲームをコントロールする訓練を重ねている」と表現した高本幹也選手ら大阪桐蔭高校出身の選手たちの声が、グラウンドからは絶えず聞こえた。


相手ボールスクラムを押し切った後、ボールを拾い上げそのままトライを奪った9番・李錦寿選手の頭を撫でる江良選手

ノーサイドの笛が吹かれると、喜びを爆発させた帝京陣。

細木康太郎キャプテンは言う。「この試合に対して長い時間準備をしてきた。その準備してきたことを発揮し、勝利できたことを嬉しく思います。」

対抗戦の舞台で早稲田大学を下したのは、秋山大地キャプテン時代以来、実に3年ぶりだった。

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次なる相手は、明治大学。対抗戦優勝の行方を占う、全勝対決である。

「全員で意識の高い練習、試合の意識を持って、試合と同じような強度で突き詰めて練習してきた。今日のゲームの中で上手く行った所、行かなかった所とあるので、まずは今日の勝利を嬉しく思い、明治戦に向けて良い準備をしていきたい。(細木キャプテン)」

3年ぶりの対抗戦優勝に向け、抜かりはない。

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