Aブロック優勝は流経柏!「メモリアルな学年になった」<2日目試合レポート&試合記録>|R4年度 第70回関東高等学校ラグビーフットボール大会

Cブロック 3位決定戦

3位決勝戦:専修大学松戸 0-40 川越東

「フォワード、取り切ろう!」

敵陣深くでのマイボールラインアウトの機会を得ると、手を叩いてFW陣に声を掛けたのは川越東15番・土居泰介キャプテン。

するとフォワードは奮起し、トライを取り切った。

土居キャプテンが「ゆうせい!」と名前を呼べば、スコアラーとなった17番・倉岡佑成選手(3年生)は自然と近づきハイタッチ。

エースであり、チームの求心力であるキャプテンが、グラウンドの真ん中で笑顔で仲間に声を掛ける。

それが、今年の川越東だ。

1日目は桐蔭学園相手にノートライ。その鬱憤を晴らすかのように、2日目は6トライを奪って完封勝ち。

1トライも与えなかったこと、この意味は大きい。

「昨日強い所と戦い負けはしましたが、通用したところ、ダメな部分をミーティングで話し合って。今日、やりきってくれました。宿泊を伴う合宿・大会は1年振りです。絆を深め、最後ワンチームになれたかなと思います。」とは川越東・望月雅之監督。

今年は埼玉4冠を掲げスタートした。新人戦で優勝し、まず1冠。関東予選では準決勝で不戦敗となったが、残るセブンズでは初優勝を狙い、そして花園予選へと弾みをつけたい。

もうすぐやってくる、冬を見据えた夏。

「トータル的にあげていかないと、(関東予選1位の)昌平には勝てないですね。アタック、ディフェンス、フィジカル。この三本柱を総合的にレベルアップしていく予定です。」

練習から常に問いかけ続けている言葉がある。「このプレーは、11月の埼玉県大会決勝で使えるプレーなのか」ということ。

「そこしか見てないです。良いメンバーだし、みんな楽しんでラグビーしているし。こんなチャンス、ないですからね。」


「初日が桐蔭という高い壁。その中でも自分たちの出せるものはしっかり出そうと挑みました。誰もがミスはするが、そこでメンタルをやられずに切り替えられられるように。10番として、そしてバイスキャプテンとして、声を出し続けるべきだと意識をしていきたい。(SO西ヶ谷昂選手)」

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***

「昨日は強豪相手に何も出来なかった。今日は、自分が盛り上げていかなければいけない立場なのに、自分のミスで陣地を下げてしまうことが多かったです。まずは忠実なプレーを出来るようにならないといけない、と思っています。」

勝って反省するは、土居キャプテンだ。


(写真は1回戦より)

桐蔭学園戦で発した「成長し続けよう」の言葉。この日、途中イエローカードを出しながらも0点に抑えられたことが、昨日よりも今日、チームが成長した証である。

キャプテンが選ぶ大会MVPを聞けば、「FW全員」と答えた。「桐蔭相手にもモールを組んで、タックルにもガツガツ入って。大きい相手に、みんなで盛り上げてくれた」と目を細める。

そのFWを束ねるは、4番・髙橋倫太朗選手。「全国トップレベルの桐蔭相手に、スクラムも勝負出来たと思う。キャプテンがそう言ってくれているのは素直に嬉しい。」と喜んだ。

「一人ひとりの献身性は上がってきている。それでも2人目の寄りが遅いと桐蔭学園戦で実感しました。2枚目・3枚目のサポートはトップレベルを見習い、注力していきたいと思います。」

寄りの速さに求められる、持久力と俊敏性。夏には基礎力を上げていきたい、と自ら険しい道を選ぶ覚悟をFWリーダーは示した。

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Cブロック 試合記録

決勝戦:東京 0-33 桐蔭学園

試合詳細
前半 後半 得点 前半 後半
0 0 T 2 3
0 0 G 2 2
0 0 PT 0 0
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
0 0 小計 14 19
0 合計 33

■前半(キックオフ:東京)
9分:桐蔭学園T ② 、G ⑮
25分:桐蔭学園T ⑮ 、G ⑮
■後半(キックオフ:桐蔭学園)
5分:桐蔭学園T ⑭ 、G ⑮
7分:桐蔭学園T ⑪ 、G× ⑮
22分:桐蔭学園T ⑫ 、G ⑮

3位決勝戦:専修大学松戸 0-40 川越東

試合詳細
前半 後半 得点 前半 後半
0 0 T 3 3
0 0 G 3 2
0 0 PT 0 0
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
0 0 小計 21 19
0 合計 40

■前半(キックオフ:川越東)
2分:川越東T ⑦ 、G ⑮
8分:専修大学松戸PG×  ⑮
15分:川越東T ⑨ 、G ⑮
24分:川越東T ② 、G ⑮
■後半(キックオフ:専修大学松戸)
11分:川越東T ⑬ 、G ⑮
13分:川越東T ⑧ 、G ⑮
20分:川越東T ⑰ 、G× ⑮


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1位・桐蔭学園高等学校(神奈川)

試合メンバー
1 井吹 勇吾 ( 2 )
2 田中 健心 ( 2 )
3 増田 廉 ( 3 )
4 持木 太心 ( 2 )
5 中森 真翔 ( 2 )
6 鈴木 貴斗 ( 2 )
7 二木 進次郎 ( 3 )
8 城 央祐 ( 2 )
9 後藤 快斗 ( 1 )
10 丹羽 雄丸 ( 1 )
11 白石 颯 ( 3 )
12 白井 瑛人 ( 2 )
13 天羽 究平 ( 3 )
⑭ 松田 怜大 ( 3 )
15 吉田 晃己 ( 2 )
16 守安 史成 ( 3 )
17 川口 翔大 ( 2 )
18 髙木 涼平 ( 2 )
19 髙﨑 大我 ( 2 )
20 松本 康佑 ( 3 )
21 德山 昇真 ( 3 )
22 福井 柊哉 ( 2 )
23 德山 凌聖 ( 1 )
24 諸田 章彦 ( 2 )
25 木村 粋雅 ( 2 )
入替
前 22 分 ④ → ⑲
後 6 分 ① → ⑯
後 6 分 ② → ⑰
後 6 分 ③ → ⑱
後 8 分 ⑨ → ㉑
後 15 分 ⑥ → ⑳
後 15 分 ⑬ → ㉓
後 19 分 ⑭ → ㉕

2位・東京高等学校(東京)

試合メンバー
1 清水 栞太 ( 3 )
2 村上 翔太郎 ( 3 )
3 石川 航平 ( 2 )
4 中島 翔 ( 2 )
5 南 良汰 ( 3 )
6 加藤 寛樹 ( 3 )
7 瀬戸 健心 ( 3 )
⑧ 苅和野 俊 ( 3 )
9 西村 明 ( 3 )
10 水野 拓 ( 3 )
11 足立 英都 ( 3 )
12 浅見 友輝 ( 2 )
13 鈴木 浩介 ( 2 )
14 永井 主樹 ( 2 )
15 山田 健太 ( 2 )
16 白倉 羽琉 ( 2 )
17 村野 拓未 ( 3 )
18 久田 卓 ( 3 )
19 小柳出 琉久 ( 2 )
20 古山 雅海 ( 3 )
21 菊地 陸 ( 3 )
22 本田 開大 ( 3 )
23 塚目 隼多 ( 3 )
24 加賀 友也 ( 3 )
25 蜂谷 幹太 ( 3 )
入替
後 9 分 ⑨ → ㉑
後 9 分 ⑪ → ㉒
後 9 分 ⑦ → ⑲
後 19 分 ㉑ → ㉔
後 23 分 ⑫ → ㉓

3位・川越東高等学校(埼玉)

試合メンバー
1 寺山 公太 ( 2 )
2 木倉 優心 ( 3 )
3 岡村 俊介 ( 3 )
4 髙橋 倫太朗 ( 3 )
5 渡部 開 ( 2 )
6 森崎 裕太郎 ( 3 )
7 高尾 将太 ( 2 )
8 髙橋 新大 ( 2 )
9 北野 颯大 ( 3 )
10 西ヶ谷 昂 ( 3 )
11 石本 瑛 ( 2 )
12 五十嵐 舜悟 ( 2 )
13 五味 優希 ( 3 )
14 桑島 蓮之介 ( 3 )
⑮ 土居 泰介 ( 3 )
16 簑輪 俊秀 ( 3 )
17 倉岡 佑成 ( 3 )
18 栁沢 順成 ( 3 )
19 川口 陽平 ( 3 )
20 松本 青大 ( 2 )
21 竹野谷 悠作 ( 3 )
22 脇本 琉聖 ( 3 )
23 田中 大耀 ( 2 )
24 神保 寛人 ( 3 )
25 福永 脩太 ( 3 )
入替
後 0 分 ⑩ → ㉓
後 6 分 ③ → ⑯
後 11 分 ⑤ → ⑳
後 13 分 ⑨ → ㉕
後 15 分 ① → ⑱
後 15 分 ⑭ → ㉒
後 18 分 ② → ⑰
後 21 分 ⑦ → ㉑

4位・専修大学松戸高等学校(千葉)

試合メンバー
1 高江 椋大 ( 2 )
2 菅野 一貴 ( 3 )
3 丸山 豊永 ( 3 )
4 西村 匡平 ( 2 )
5 矢野 大晴 ( 2 )
6 城間 一綺 ( 2 )
7 音田 豪志 ( 2 )
⑧ 野本 琉空 ( 3 )
9 奥野 裕次郎 ( 3 )
10 佐川 一眞 ( 2 )
11 松島 司 ( 2 )
12 鈴木 慶 ( 3 )
13 佐野 ヒカル ( 3 )
14 稲山 洛大郎 ( 1 )
15 酒戸 和真 ( 2 )
16 熊谷 拓 ( 3 )
17 渡辺 凱斗 ( 2 )
18 百合野 瞬敬 ( 1 )
19 中村 地陽 ( 3 )
20 笠川 皓丞 ( 3 )
21 村山 侑矢 ( 3 )
入替
なし
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