明日、JAPAN XV×NZU。大学生10名が出場へ「2027年のラグビーワールドカップに絡むポテンシャルのある選手」

5月16日(金)から行われている、JAPAN XV(ジャパン フィフティーン)の大分合宿。

NZU(ニュージーランド学生代表)との対戦を20日(火)に控えるJAPAN XVは19日(月)午前にキャプテンズランを行い、その模様を報道陣に公開した。

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エディー・ジョーンズHC コメント

──今回の合宿にはどういった意味合いがあるのでしょうか?

「すべては“7月にウェールズを倒す”ため、ベストな選手をセレクションする準備という位置づけです。明日の試合は、U23日本代表オーストラリア遠征から戻ってきた選手にとっては再びハイレベルな試合に挑むチャンスであり、プレーオフに進めなかったリーグワンの選手にとっては、自分を押し上げるためのセレクションの場でもあります」

──つまり、この別府合宿で結果を出せば、7月の日本代表入りもあり得る。

「100%あります。大学生も例外ではありません。先日のU20日本代表の試合でも、今すぐにでも今のジャパンにも関われるポテンシャルを持っている選手が3人いると感じています。すでに大学側には連絡していて、すぐにでもこのJAPAN XVのキャンプに呼べないかと聞いています。高校日本代表、U20日本代表、U23日本代表、JAPAN XV、そして日本代表へと繋がる道筋を作っていきたいと思っています。日本には素晴らしいタレントをもった選手がたくさんいますが、そのタレントをサポートする良いS&C、ハイパフォーマンスのプログラムがありません。そういったタレントをしっかり育てていく仕組みを作っていきたいと考えています」

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──若手の注目選手も教えてください。

「U23日本代表としてオーストラリア遠征に行きましたが、中でも3人、2027年のラグビーワールドカップに絡むポテンシャルのある選手がいました。大学と連携しながら、サポートしていきたいです。

具体的な名前を出すと、明治大学の竹之下仁吾、筑波大学の中森真翔。すごくポテンシャルのある2人で、タレントのある選手です。あとはこれからの期間、いかにハードワークし続けられるかによって彼らは変わってきますが、彼らがワールドカップでプレーするチャンスはあると思っています。

もう一人は、早稲田大学の清水健伸。清水に関しては、U23日本代表でキャプテンをしてくれたんですが、すごく良いタフなリーダーシップを持っています。現在の日本代表では強いリーダーシップが足りていないので、なんなら2027年のワールドカップでキャプテンをする、そんなポテンシャルを秘めています」

──今合宿のゴールは毎日成長すること、とおっしゃっていました。この短期間で最も成長が見られた選手は?

「トヨタヴェルブリッツの小村真也ですね。10番も15番もこなせる選手で、明日はベンチスタートでどちらのポジションもカバーする予定でいます。すごく良い印象が彼にはあります。

もうひとり名前を挙げるとしたら、横浜キヤノンイーグルスの土永旭。昨年も代表合宿に参加していましたが、非常にシャープな選手で、今年の日本代表入りもあり得るポテンシャルがある選手です」

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