関東大会1回戦、埼玉激闘録。初出場・初勝利の本庄第一は「また、プレゼントもらいました」|第73回関東高等学校ラグビーフットボール大会

6月7日(土)に栃木県・佐野市で行われた、令和7年度 第73回関東高等学校ラグビーフットボール大会1回戦。

埼玉県勢は4校が出場し、Bブロックを戦う昌平は21-45で山梨学院に敗れた。

またCブロックの川越東は桐生第一に26-7で、Dブロックの熊谷工業は36-17で日大明誠に勝利。

これが関東大会初出場となった本庄第一は、26-18で東京朝鮮中高級学校(東京都)に逆転勝利し、初陣を飾った。

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昌平

前半2分、8分と立て続けに失点を喫した昌平。

「キックオフがルーズボールになったところで、真ん中・逆側に位置していた人間が全然反応をしていない。ボールばかり見てしまって、予測ができていませんでした。気を利かせたプレーができない」

船戸彰監督は、立ち上がりの被トライシーンを厳しく振り返った。

アタックに注力し、迎えた関東大会だった。

ラインアウトからのムーブでトライへと結びつけたのは前半16分。

反撃に打って出ると、オフロードパスなど意図する攻撃の形を繰り出したが、しかしそれをスコアまで”結びつける”ことが難しかった。

仲間と話し、コミュニケーションを取り、どういう位置でボールを受けたいのか、はたまたどういう時にボールを放りたいのか。

互いの感覚をすり合わせるためには、やはり話すこと。それが最善にして最短のルートなのだろう。

「オフロードパスも『自分はこうしたい、こうしてもらいたい』と話すことができる選手たちの繋がるところは繋がる」と船戸監督は言う。

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2週間後に行われる全国7人制大会の埼玉県予選に向け、現在セブンズとの両輪で練習を行っている昌平。

避けて通れぬ、過密スケジュールへの難しさもあったことは想像に難くない。

それでも「力強い当たりでボールを動かしながら、ゲインを切れていた部分もあった」と宮本崇キャプテンは振り返る。

「今日は、前半も後半も相手の得点からスタートしました。関東大会は前後半それぞれ25分しかないので、まずは自分たちが最初にトライしたい。明日の試合は、自分たちから流れをつくる試合にしたいです」

そして船戸監督も「関東以上で勝てないのが、ウチ。関東の強いチームに、どこまで立ち向かえるのか。そこが一つのテーマではあります。自分たちの立ち位置を再認識して、明日に向けまた準備します」とのこし、大会2日目の明和県央戦へと向かった。

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