令和7年度 第73回関東高等学校ラグビーフットボール大会のブロック決勝戦が6月8日(日)栃木県・佐野市で行われ、國學院栃木が4大会ぶりのAブロック優勝を果たした。
勝利、いや圧勝だった。
3年連続、桐蔭学園 対 國學院栃木の対戦カードとなったAブロック決勝戦。
直近2年間は桐蔭学園が連勝していたが、そのぶん國學院栃木の想いは募っていた。
試合開始早々、スコアボードを動かしたのは國學院栃木。
15番・手塚慈英選手が右手を伸ばすと5点を先制。
その後もラインアウトからオープンサイドへ展開し、逆サイドでトライを奪うなど、用意した攻撃の陣形でトライを重ねた。
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圧巻は後半。
吉岡肇監督が思わず拍手するほど綺麗にモールトライを決めれば、相手ボールスクラムでペナルティも奪う。
FWでも桐蔭学園を圧倒した國學院栃木。
前半に3本、後半5本。
前後半あわせて50分という通常の試合時間より10分も短い中で、8トライ5コンバージョンゴールを決めれば勝負あり。
50-7で、今季の全国選抜大会王者・桐蔭学園を退けた。
國學院栃木を率いる吉岡監督は言う。
「『それじゃ桐蔭に勝てない』と、合言葉のようにここの所は練習していたので。生徒たち、良かったなと思いますね。若者がこだわりを持って、日々の目標に向かってきました。今日、こうやって成就して。良かったな、と思いますね」
國學院栃木が、4大会ぶりに関東王者へと返り咲いた。