55失点での敗戦から3年。56得点を奪い、東京SGが4年ぶりに神戸Sから勝利|NTTジャパンラグビーリーグワン2022|東京サンゴリアス×コベルコ神戸スティーラーズ

Most Impressive Moments

東京SG:黒×金黄ジャージ、神戸S:赤ジャージ

東京サンゴリアス

選手入場直前。これまで両チームで戦ってきた試合の写真が、次々と大型スクリーンに映し出される。

数秒ごとにいくつも流れた後、最後に表示されたのは恐らく、2018年12月15日トップリーグ2018-2019決勝戦のものだったか。

あの時は、5-55で敗れた。

ダン・カーター擁する神戸製鋼相手に、何も出来ずトライを重ねられた80分。

 

あれから3年と3ヵ月。

この日トライを重ねたのは、あの時まだ黄色いジャージを着ていなかった選手たちだった。

ダミアン・マッケンジー選手にテビタ・リー選手。

2人それぞれがハットトリックを決め、2人が奪ったスコアは併せて46得点。

この日9番を背負った、もうすぐ入団丸2年となる齋藤直人選手は言う。

「サントリーらしさを追求した一週間だった。」

東京サンゴリアスらしい、アグレッシブアタッキングラグビーが繰り広げられた80分間だった。

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前節、埼玉ワイルドナイツにダブルスコアで敗れた。

衝撃的な敗戦は、しかしよりチームを強固にした。

「選手みんな気持ちを切り替え、しっかり自分たちの修正すべき所を修正できた。サントリーのラグビーが出来たと思います。(中村亮土キャプテン)」

2022年の東京サンゴリアスが、完成形へと近づきつつある。

中村キャプテンは続けて言った。「チームメイトを誇りに思いますし、たくさんスクラムを組んだFWに感謝したいと思います。」

ノーサイドのホーンが鳴った後もスクラムに拘り、取り切った最後の1トライ。

ダミアン・マッケンジー選手がコンバージョンゴールを沈めると、56点目を獲得。

3年前、同じく秩父宮ラグビー場でコベルコ神戸スティーラーズに奪われたスコアを、1点上回った。

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