80分の物語
明治大:紺白ジャージ、日本大:黒ジャージ
日大の気合い溢れる80分。2試合目は、日大のファイトを称えるべき試合となった。
試合序盤、日大がラインアウトからモールを形成すると、ぐんぐん押した。強力なフォワードが武器の明治に対しても怯まないその姿に、明治ファンからもどよめきが起こる。
自陣5mまで攻められようとも、ジャッカルを決めたのは日大。闘志溢れるその姿に、「もしかしたら波乱が起きるかも・・・」と感じた人も少なくないだろう。
前半は終始、日大の好プレーが光った。しかし、取り切れない。敵陣深くまで進もうとも、最後には紫紺の壁に阻まれスコアに結び付けることができない。
一方の明治は、少ないチャンスをものにする。前半19分、相手陣10m付近でポイントができると、箸本キャプテンは隙をみてカバーしている日大の選手を1人で引き剥がした。そのチャンスを逃すまいと仲間が続きターンオーバーに成功すれば、そのまま展開し右隅にトライ。箸本キャプテンの状況判断は、今日も冴えわたる。
なかなか思うような試合展開にはならなかったものの、要所を押さえて2トライ奪った明治。前半を12-0で折り返す。