年越しの壁。 明治大v日本大【第57回全国大学ラグビーフットボール選手権大会準々決勝】

80分の物語

明治大:紺白ジャージ、日本大:黒ジャージ

日大の気合い溢れる80分。2試合目は、日大のファイトを称えるべき試合となった。

 

試合序盤、日大がラインアウトからモールを形成すると、ぐんぐん押した。強力なフォワードが武器の明治に対しても怯まないその姿に、明治ファンからもどよめきが起こる。

自陣5mまで攻められようとも、ジャッカルを決めたのは日大。闘志溢れるその姿に、「もしかしたら波乱が起きるかも・・・」と感じた人も少なくないだろう。

 

前半は終始、日大の好プレーが光った。しかし、取り切れない。敵陣深くまで進もうとも、最後には紫紺の壁に阻まれスコアに結び付けることができない。

一方の明治は、少ないチャンスをものにする。前半19分、相手陣10m付近でポイントができると、箸本キャプテンは隙をみてカバーしている日大の選手を1人で引き剥がした。そのチャンスを逃すまいと仲間が続きターンオーバーに成功すれば、そのまま展開し右隅にトライ。箸本キャプテンの状況判断は、今日も冴えわたる。

 

なかなか思うような試合展開にはならなかったものの、要所を押さえて2トライ奪った明治。前半を12-0で折り返す。

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