最優秀選手として引退。福岡堅樹、初のMVP獲得。新人賞は竹山&金|TL2021 年間表彰式

5月24日、ジャパンラグビー トップリーグ 2021 年間表彰式の各賞受賞者が決定し、表彰式が行われた。

ベストフィフティーン及びMVP、新人賞の受賞者とコメントは、以下の通り。

※その他受賞者については、トップリーグホームページをご確認ください

MVP

福岡 堅樹(パナソニック ワイルドナイツ、初受賞)

一夜経ちましたが、正直まだ引退したという実感は沸いていません。朝起きて体に痛みがありましたが「急いで治す必要はないんだな」とは思いました。今シーズンが幸せなものになったのも、1試合1トライすべてが一つのピースになったから。どのトライにも、優劣をつけることが出来ません。全てのトライが印象深く残っています。

シーズンのはじめは、受験準備のため週に1回チーム練習に出られるかどうか、という時もありました。限られた練習の中でどう体を作るか。午前中に授業を受け、そのまま午後練習ということもあったので、スピードを出す練習メニューなどは、スケジュールを踏まえてコーチ陣と調整したこともあります。

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現役生活を振り返ってみると、周りの仲間に恵まれていた、運があったな、と思います。時々で選択を変えてきましたが、後悔している選択は一つもありません。大事なのは、ポジティブでいられるかどうか。元来ポジティブな性格なので、1つのことに思い悩んだことはないですし、怪我して日本代表合宿を辞退しなければいけない時も、今できることにフォーカスしてきた。それが大事な要素かと思います。

今後については、正直ラグビーをプレーすることはもうないと思います。本当にやり切りました、満足しています。これからは自分のなりたい医師像を明確にし、そのために何が出来るか、考え挑戦を続けていきたいと思います。

最後に、日本代表の置かれている状況はよりプレッシャーがきついものになっていると思います。前回のワールドカップでベスト8を成し遂げたので、次はそれ以上を求められる。プレッシャーとの付き合い方を学んで欲しいと思います。1ファンとして、今後は応援しています。

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