立教:紺ジャージ、成蹊:黒赤ジャージ
The Side of 立教大学
ノーサイドの笛が吹かれた瞬間、4年生の村田裕太選手は両拳を上げ、グラウンドに突っ伏した。
出場叶わなかった麻生典宏キャプテンに代わってゲームキャプテンを務めた山本開斗選手には、同じく立教大ラグビー部だった兄がいる。
「3年前、兄が主将として成蹊と入替戦を戦い、破れた。1年間やってきたディフェンスを出し切れたと思う。」
どうしても力の入る入替戦で、兄・大旗と同じくチームを率いた。
重責を全うし、後輩たちに来年もグループAで戦う権利を残すと、チームメイトとかたく抱き合った。
グラウンド脇から選手たちに声を掛けていた麻生キャプテンは、スクラムトライを決めた瞬間に勝利を確信したという。
「規律をしっかり守ることをテーマに掲げていたが、1人シンビンを出してしまった。ただ、シンビン中にノートライで抑えられたことが今回の勝因だったと思う。スクラムトライには自然と感情が高ぶりました。」
麻生キャプテン(写真左)
今年の対抗戦では、1勝も出来なかった。
「目標としていた3勝は叶わなかったが、来年も目標をしっかりと定め頑張っていきたい。(福田監督)」
対抗戦グループAでの飛躍を誓う。
フォトギャラリーはこちら