Most Impressive Moments
日野RD:赤ジャージ、三重H:黒ジャージ
日野レッドドルフィンズ
ノーサイドの笛が鳴ると、日野レッドドルフィンズの選手たちは方々で膝をついた。
「バイウィークを挟んで2週間、三重ホンダヒートに勝つために準備してきた。
練習してきたことを出せた所もあるが、自分たちで苦しい展開にしてしまった部分もある。
自分たちにもっとフォーカスしてラグビーしたいな、と。非常に学びになった試合でした。」
試合後、堀江恭佑キャプテンは苦しく言葉を紡いだ。
「どの会場でもファンの方を近くに感じることが出来ている。心強いです。(堀江キャプテン、写真中央)」
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後半、三重Hに逆転トライを決められた後のハドルで声が掛かる。
「まだ15分あるよ。アタックに勢いあるから。スペースにアタックしているから、そこはポジティブだよ。」
誰よりも早く仲間の肩に手を回したのは、堀江キャプテンだった。
「どのエリアで自分たちが戦いたいか、そしてそこにどう運ぶか。」
前節よりも改善出来た部分はある、だけどまだミスはある。堀江キャプテンは、試合後の記者会見でそう振り返った。
ジョセファ・リリダム選手が最初に奪ったトライは、敵陣でテンポよくボールを裁き、強いプレーヤーが縦にチャレンジしたからこそ生まれたもの。
どこで戦い、どうスコアに結び付けるか。
自らの強みは、自分たちが一番良く知っている。
トライを取ったリリダム選手に笑顔で駆け寄る選手たち
3位争いの直接対決に、悔しい、厳しい敗戦。
箕内拓郎ヘッドコーチは言う。
「一試合一試合が『ファイナルラグビー』。チームの成長に繋げていきたい。」
まだ、後半戦は始まったばかりである。