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前半30分で21点をとった早大本庄。
後半30分で24点をとった城西川越。
第6シードの意地を見せた城西川越が、準々決勝進出を果たした。
前半の勢いは早大本庄。
試合開始早々、12番のターンオーバーからボールを繋ぎ、ゴール目前まで迫った。
「俺らの流れがある!」
気合いはプレーにも直結する。
先制トライは前半10分。同15分にもスクラムからトライを奪い、その10分後にもインターセプトからトライを奪った。
全てのコンバージョンゴールも成功し、21点のリードを奪った早大本庄。
21点ものリードを持って、前半を折り返す。
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しかし後半、全く別のチームとしてグラウンドに立ったのは城西川越だった。
キャプテンの堀越敬太選手は、ハーフタイムに的確な指示を出す。
「ペナルティの数が重なって、自陣に押し込まれ不利なエリアで戦っている。
だからまずはペナルティをなくそう。
そしてキックで敵陣に入る戦術をやめ、マイボールキープで攻めていこう。」
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戦術と気持ちを切り替え臨んだ、後半の30分。
4つのトライと2つのゴールキックを成功させ、城西川越は24点を奪った。
ハーフタイムでの切り替えとチームの団結が、早大本庄の勢いを上回り大逆転。
苦しみながらも、ベスト8入りを果たした。
準々決勝の相手は川越東高校。川越市にある、私立の男子校同士の一戦だ。
「川越東には新人戦からやられっぱなし。簡単に勝たせてくれる相手では絶対にありません。前半のような戦い方では絶対にダメなので、後半の気持ちを全面に出して戦っていきたいと思います。」
熊谷ラグビー場Aグラウンドで試合ができる喜びを胸に、しっかりと倒したい、と堀越キャプテンは意気込んだ。
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