東海大学
80分間で奪ったトライは12。
どれだけトライを重ねようとも、東海大学の選手たちは毎回、インゴールで待つトライゲッターのもとへ駆け寄った。
トライを決めた3番・石橋慎悟選手のもとに集まる選手たち。石橋選手にとってはこれがリーグ戦初トライ
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今季シーゲイルズが掲げたスローガンは「鎖-chain-」。
言葉通り、この日見せた細かく素早いテンポでのパス回しは、繋がりを感じさせた。
しかしスコアが途絶えた前半途中の20分間は、ラストパスで乱れが生じる。
「最後あと一つ繋げたら、もしかしたらトライというシーンがいくつもあった。これが次の課題です」とは伊藤峻祐キャプテン。
常に改善点を見い出しながら、チームを前進させる主将である。
この試合で東海唯一の1年生は6番・薄田周希選手。「どの相手に対しても精度が上がってきている。昨季キャプテンだったジョーンズ リチャード剛のような存在になって欲しい」とは木村監督談
トライを取った後、全員で次のプレーへと引き返すその繋がりあった姿を、今季あと何度見られることだろう。
悲願の大学選手権初制覇に向け、合言葉は「鎖-chain-」。
チームの繋がりを、強めていく。