早稲田大学
「(帝京のHO・江良颯選手は)大学で一番良いフッカーだと思っている。チームを勝たせるフッカーになる、と思って挑みましたが、モールトライやコリジョン、アタック・ディフェンスともにまだまだ遠い存在だと分かりました。
だけどこれまでやってきたことはゼロにはなりません。個人としても気持ちを入れ替えて、今年中には対等、それ以上になれるよう頑張っていきます。」
戦いを終えた2番・佐藤健次選手は、素直な気持ちを述べた。
昨年帝京と対戦した時には、大きく崩されたスクラム。今年もペナルティを取られはしたが、「ゲームが崩される印象はなかった」と大田尾竜彦監督は話す。
「スクラムのベクトルが合わず、修正するのに時間が掛かった。後半は立ち位置や頭の置く位置を変えたが、僕のスクラムの知識、修正力が足りなかったと思う。僕の成長できる部分です」と、佐藤選手はここでも矢印を自らに向けた。
「屈指のスタンドオフ」と大田尾監督が認識する帝京10番・高本幹也選手にプレッシャーを与え続けることはできた。
だが、帝京の圧力によって本来プレーしたい位置よりも後方に押し下げられることもあった。
相良昌彦キャプテンは「今日のために様々な事を詰めて準備してきた。100%出し切れたか、と問われたら、まだまだ。今年一番プレッシャーを感じるゲームだった」と話す。
「メンタル面での準備はできていた。自分たちの力が、まだまだ足りません。」
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次戦は100周年となる慶應義塾戦。
これまでの戦績は、71勝7分け20敗。
記念イヤーでの72勝目に向け、自分たちのラグビーを信じ、表現する。