準優勝・報徳学園
<フォワード>
1番 前田卓耶選手
スクラムは以前から強かった。この1年はフィールドワークが伸び、先発に定着した。
花園に向け宿舎入りしてからも体重は増え続け、グラウンド上での威力を増した。曰く「ホテルのご飯が美味しかった。」
2番 山下秦選手
準々決勝・東海大大阪仰星戦では手を伸ばしトライを決め、準決勝・天理戦ではループパスを見せた山下選手。
いつも全力で当たるヒット、そしてスクラムをコントロールする力。決勝戦、自らの手首には「にげない」と決意を記した。
3番 木谷光バイスキャプテン
厚みを増したバイスキャプテン。普段は温厚な表情だが、試合になるとご多分に漏れず顔つきが変わる。
文字通り最前列でチームを牽引した1年、更なる成長が間違いない選手のうちの1人である。
4番 吉田健十選手
準決勝では2本のキックチャージで流れを引き寄せる。今大会、安定した戦いができたのもロック陣の奮闘があってこそ。
準々決勝の東海大大阪仰星戦では前半ロスタイムにトライを決め、同点で折り返すことに成功。落ち着いたFW戦に、一役も二役も買った。
5番 柏村一喜選手
最後まで出し続けたエナジーコール。満身創痍な選手が多い中、FW陣では唯一、決勝戦までどこも痛めず乗り切った。どれだけの強度で戦ってもダメージを受けない体作りは、日頃の鍛錬の成果である。
木下コーチが選ぶ「今年のMVP」だ。
6番 三羽了選手
『〇〇リョウ』の名前が多いこのチーム、だからあだ名はフルネームそのまま「みわりょう」。「わ」にアクセントがつく。
何度も見せた痛快なラインブレイクで、報徳の陣地を押し上げた立役者となった。
7番 植浦慎仁キャプテン
今年はとりわけ個性の強かった報徳ラグビー部。「最初は大人しかったが、最終的にコミュニケーションを取ってくれるのがキャプテンだった」とはSO伊藤選手談。「最高のキャプテンでした。」
大会中も普段通りの姿で選手たちが居られたのも、植浦キャプテンあってこそ。1年間率いたチームは、大きくたくましく成長した。苦しかった時期も「花園で絶対に成長できる」と信じ乗り越えた先に見た、1月7日の景色だった。
8番 石橋チューカ選手
一級品のプレーを見せ続けた石橋選手。だが実は「大学に行って騙されないか心配な選手」トップ3に名が上がる程、素直な性格の持ち主。
多くの目の肥えたラグビーファンを虜にするプレーが、これからも必ずや見られること間違いない。
<バックス>
9番 村田大和選手
県大会決勝、そして準々決勝・東海大大阪仰星戦での落ち着き払ったゴール前でのゲームコントロール力には目を見張る。
アタックもさることながら、ディフェンスも魅力的なスクラムハーフ。大学では東福岡のSH・髙木選手とともに切磋琢磨し、頂点を目指す。
10番 伊藤利江人選手
どれだけマークをされようともボールコントロールを失わなかった。
「スタンドオフとして、頼りになる選手になりたい。弱い部分をストイックに突き詰めたい。」既に目線は次のステージを見据える。
11番 海老澤琥珀選手
類い稀なステップワークに切れ味鋭いラン、そして長距離を飛ばせるキック力をも兼ね備えたベストウイング。
どうしても目立つ選手ではあるものの、ゲームから離れると人懐っこい愛くるしい一面をのぞかせる。
12番 菊川迪選手
3年生のCTB森田倫太朗選手が負傷し、決勝戦の先発を任されたのが2年生の菊川選手。怯まずにタックルに入り、12番の役目を全うした。
この悔しい経験を、来年に。植浦キャプテンが報徳の未来を託す1人である。
13番 炭竈柚斗選手
「バックスでデカいの僕しかいないんで、僕がいくしかない。」腹を決めた炭竈選手は強かった。
ボールを持てば必ずゲイン。東福岡の大川キャプテンも「国体の頃から見違えた」という程の成長を見せた。
14番 長谷川諒選手
1年次から試合に出ていた2年生ウイング。柔軟なステップワークでディフェンスの隙間を掻い潜りながら、ボールを前に運ぶ。
来年は最終学年、来年こそはと胸に秘める。
15番 竹之下仁吾選手
ハイボールキャッチに長け、チームの戦術遂行力を高めたのが竹之下選手。
しかしプライベートでは天然な一面も。花園期間中にも、いくつもの天然エピソードを追加した。「大学に行って騙されないか心配な選手」ダントツのナンバーワンだ。
西條裕朗監督
「子どもを大人にするためには、大人がでしゃばりすぎず、子どもにいろんな経験をさせるべき」が信条。もちろん「自由奔放すぎて無責任なプレーは叱ります。」
今の選手たちは「新人類超えてZ世代」。だから花園期間中に開催されていたオンラインサッカーゲーム大会にも目を瞑る。「人と人との繋がり、繋がりたいというのが人間の本質。どこかで繋がりたいと思っているのでは。」
良く食べ良く寝る、素晴らしい子どもたちに巡り合ったと感謝した。
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