桐蔭学園、5連覇達成。「いま、何かを掴もうとしている」|令和4年度 関東高等学校ラグビーフットボール新人大会 決勝戦

3位決定戦 國學院久我山×流経大柏

前日にタフなゲームを戦ったチーム同士の3位決定戦は、ロースコアとなった。

先制トライは前半8分。國學院久我山4番・吉川竜月選手が左端に押し込むと、5点を獲得した。

後半盛り返したい流経大柏だったが、連続トライは國學院久我山。

2番・多田正吾選手、25番・清野大凱選手と2年生たちがトライゲッターとなり、リードを17点に広げた。

流経大柏は後半21分に18番・河内晟歩選手がファーストトライを決め5点を返したが、それ以上点差を詰められずノーサイド。

國學院久我山が17-5で勝利し、関東新人大会を3位で終えた。

國學院久我山・土屋謙太郎監督は「引き締まった良い試合をしてくれた」と選手たちを称える。

おそらく6・7年ぶり、という関東ベスト4以上での勝利。

「今年は『この子が絶対』というずば抜けたプレイヤーがいない分、みんなが一生懸命まとまっている。茗溪学園戦、流経大柏戦と一つひとつ成長しています。この時期にしのぎを削る経験ができたことは大きい」と笑顔を見せた。

長谷川裕太キャプテンも「本当は1位を取りたかったが、良い形で終われてよかったです」と安堵する。

今大会を通しての収穫は、DFが安定していたこと。だが準決勝では桐蔭学園を相手に1対1で勝ち切れず、同時に全国に向けての課題にもなったと振り返った。

それでも、桐蔭学園や流経大柏など大きなFWを擁すチームを相手に、モールでトライを取り切れた自信は大きい。モールという武器を手に、春の選抜大会へと挑む。

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一方、敗れた流経大柏は4位。昨日行われた準決勝・國學院栃木戦での消耗が響いたか、エリアを下げられる展開が続いた。

試合終盤、13番・阿部煌生選手からは「蹴らなくて良いよ」という声もかけられたが、そこはまだ新チーム始まって1か月。様々な状況を体験し学ぶ時間となった。

新人大会は、関東4位。春の全国選抜で、全国でのスタートラインが見えてくる。

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