3月26日(日)、アイルランド・ダブリンにてU19アイルランド代表と2度目のテストマッチを行った第48期高校日本代表。
前後半35分ハーフで行われた試合は、高校日本代表が41-42で惜しくも敗れた。
試合はアイルランドボールでキックオフ。
すると最初の相手ボールラインアウトからショートサイドでゲインを許し、先制トライを決められた。
7点のビハインドから、ゲームはスタートする。
しかしそこから、怒涛の日本の攻撃が始まる。
敵陣でプレーを続けた日本は、ラックからの球出しにプレッシャーを掛けると、13番・飯岡建人選手がインターセプト。そのまま真っすぐ、インゴールまで走り抜いた。
まずは5点を返す。
続くトライは、そのわずか3分後。
ラックでボールを拾いあげた3番・森山飛翔選手が大きくゲインし敵陣に入ると、そこで形成したラックからの球出しをスクラムハーフから直接受け取った12番・西柊太郎選手が左隅にキックパスを蹴り上げた。
14番トゥリマファ・トゥポウ選手が追いかければ、インゴールで追いつきグラウンディング。
12-7、この試合初めて日本がリードを手にする。
続くリスタートキックオフからノックオンを誘えば、マイボールスクラムをゲット。
自陣10m付近でのひと組みでクリーンアウトすれば、10番・伊藤龍之介バイスキャプテン、12番・西選手、15番・矢崎由高選手がボールを繋いで順目に振り切れば、左の大外で14番トゥポウ選手が取り切った。
17-7、日本がリードを広げる。
しかしアイルランドも黙ってはいない。それまではどのエリアであろうともラインアウトからはモールを組んでいたアイルランドだったが、ここでボールを動かす。ショートサイドに返した所、抜かれてしまった。
17-14、3点差に詰め寄られる。
悪い流れを断ち切るのは、やはりディフェンスから。
リスタートキックオフで魂こもるタックルを決めたのは4番・石橋チューカ選手。マイボールスクラムを獲得すると、開いた先でペナルティを獲得。
敵陣5mでのラインアウトからモールを組めば、一気に前進した。
アイルランドのお株を奪うラインアウトモールを決め、24-14。
日本5本目のトライは、11番・青栁潤之介選手。日本のミスのないアタックが繋がると、スキルフルに仕留めた。
これでリードは31-14。
この日最大となる17点差をつけたのもつかの間、取られたら取り返すアイルランド。
続くキックオフから個の強さで抜けると、押し込まれた。31-21、再び10点差となる。
前半終了間際には、敵陣深くでペナルティを得るとPGを選択した日本。
9番・髙木城治選手がしっかりと沈め、34-21。
前半を5トライ3コンバージョンゴール、1PGと日本が13点のリードで折り返した。