大会1日目・結果|第10回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会

長野県上田市菅平高原・サニアパークにて行われている、第10回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会。

大会1日目となる7月15日(土)には予選プールが行われ、決勝トーナメントの組み合わせが決定した。

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予選プール結果

Aプール

1位:常翔学園高等学校
2位:石見智翠館高等学校
3位:黒沢尻工業高等学校

Bプール

1位:静岡聖光学院高等学校
2位:松山聖陵高等学校
3位:秋田工業高等学校

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Cプール

1位:天理高等学校
2位:倉敷高等学校
3位:仙台育英高等学校

Dプール

1位:報徳学園高等学校
2位:青森山田高等学校
3位:鹿児島実業高等学校

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ディフェンディングチャンピオンとして挑むは報徳学園。

大会1日目を全勝で終えた西條裕朗監督は「ホッとしました」と切り出した。

王者独特の緊張感が漂うものかと思いきや、しかしそこにはいつもと変わらない報徳学園の姿があった。

選手、監督・コーチ陣含めたチーム報徳学園全体が、温かくだけど真っ直ぐにラグビーと向き合う空気感は、どのチームとも異なる。

「連覇を目指せるのは僕たちだけ。そこをしっかりと楽しめたんじゃないかな、と思います。」

そう話すは、菊川迪キャプテン。

1試合目は緊張もあり嚙み合わない部分があったというが、2試合目は修正できたことに自信を持った。

またメンバー表には、3人の1年生の名前が並ぶ。

「小さいですけど、ステップを切れる子が必要なのですぐ出ています。(西條監督)」

個人技を活かす選手、下働きをする選手。自分の仕事を全うすることが勝利に近づく、と選手たちも理解をしている。

大会2日目は、カップトーナメントで準決勝進出を目指す2試合が行われる。

「より手強い相手になると思いますが、1試合ずつ成長すれば優勝も見えてくると思う。まずはしっかりとリカバリーと分析をして、明日を迎えたいなと思います。(菊川キャプテン)」

Eプール

1位:桐蔭学園高等学校
2位:中部大学春日丘高等学校
3位:熊本西高等学校

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春の王者・桐蔭学園も、危なげなくカップトーナメント進出を決めた。

セブンズチームのキャプテンを務めるは、これが自身初のキャプテン職だという中森真翔選手。

藤原秀之監督曰く、15人制のキャプテン・バイスキャプテン以外からセブンズのキャプテンを選ぶのが毎年の恒例だという。

「僕自身リーダーシップを取れているかと言われたら、まだまだ足りない所があると思う。だけど僕は、プレーやプレー中苦しい時間帯の声掛けでチームを盛り上げたいタイプ。自分なりのリーダーシップで、優勝に導けたらと思っています。(中森キャプテン)」

去年・一昨年と思うような結果を残せていない、だから今年こそは優勝を目指しています、と宣言した。

しかし初日の出来は「かなりの課題が残った」と振り返る。

アタック面で自分たちの強みが活かしきれていないことに、満足していなかった。

大会2日目の初戦は、同じ関東勢の流経大柏と対戦する。

Fプール

1位:流通経済大学付属柏高等学校
2位:日本航空高等学校石川
3位:高鍋高等学校

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Gプール

1位:高川学園高等学校
2位:光泉カトリック高等学校
3位:日川高等学校

Hプール

1位:國學院大學栃木高等学校
2位:大分東明高等学校
3位:飯田OIDE長姫高等学校

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Iプール

1位:佐賀工業高等学校
2位:山形中央高等学校
3位:倉吉東高等学校

Jプール

1位:岐阜工業高等学校
2位:明和県央高等学校
3位:高松北高等学校

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Kプール

1位:札幌山の手高等学校
2位:高知中央高等学校
3位:若狭東高等学校

Lプール

1位:早稲田実業学校高等部
2位:長崎南山高等学校
3位:熊野高等学校

Mプール

1位:関西学院高等学校
2位:川越東高等学校
3位:城東高等学校

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初めての7人制全国大会出場を果たした、川越東。

大会初日は「わからないことだらけ」と、セブンズ特有の雰囲気に圧倒された。

五十嵐舜悟セブンズチームキャプテンは「めっちゃ緊張しました」と正直に話す。

だから目標はとにかく、目の前の一勝。

初戦・城東戦は「前半にすべてを懸けよう(望月雅之監督)」と挑んだ。

言葉通り、キックオフから勢いに乗った。

ファーストスクラムから右サイドで稲葉逸生選手が抜けると、ボールを受けた2年生・南雲優佑選手が走り切る。

記念すべきセブンズ初トライを決めた。

続く攻撃もスクラムから。

一度ポイントを作ってから、水島晟仁選手が取り切った。

勢いに乗った川越東は、自らボールを拾い上げた南雲選手がサイドアタックを仕掛けトライ。

前半終了間際には、稲葉選手が自陣から緩急をつけたランで自陣からボールを持ち込んだ。

22-0、大きなリードを得て前半を折り返す。

しかし後半は一転、真逆の展開に。セブンズユース選手を擁する城東が本来の実力を発揮し始めると、防戦一方となった。

最後はわずか3点のリードを全員で守り切り、全国での1勝を手にする。

「相手のミスに救われたかな」と激動の14分間を振り返った五十嵐キャプテン。

1試合通して一定のプレーができるようになりたいと、関西学院戦に挑んだ。

そして迎えた、関西学院戦。カップトーナメント進出が懸かった一戦は、しかし先制トライを許した。

前半を7-14と7点のビハインドで折り返すと、勝負の後半、立て続けに2トライを献上する。

1戦目からのインターバルが僅か1時間しかない関西学院の方が不利かと思われたが、関西学院に限ってはその限りではない。「時間が空くと、戻らないんです」と関西学院・安藤昌宏監督は笑った。

川越東は21点差をつけられたところから南雲優佑選手、そして石本瑛選手が2トライを返したが、及ばず。

2日目はプレートトーナメントでの戦いが確定した。

「1位で通過したかったので悔しいです。ですが初戦をギリギリで勝ち切れたことは大きい。2日目はポジティブな気持ちで臨めたらいいな、と思います。(五十嵐キャプテン)」

望月監督も「総力戦になる。落ち着いて戦いたい」と見据えた。

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惜しくも初日は勝ち星を掴めなかった城東。

「みんな緊張していて、ハンドリングの部分でミスが目立った」と池渕紅志郎キャプテンは振り返る。

特に初戦・川越東戦では、前半だけで22失点。

だからハーフタイムには「自分たちのやってきたことを出し切れば、絶対に勝てる。相手は初出場。自分たちは経験もある、大丈夫」と声を掛けた。

すると後半は、息を吹き返したように真逆の展開に。

3トライ2ゴールを奪い、3点差まで迫った。

立役者は、セブンズユースにも選ばれている小野晏瑚選手だった。

「自分で勝負して、どうにか流れを掴もう」と自らボールを呼び、勝負を仕掛けた。

仲間からは「アンゴに任せろ」との声も飛ぶ。役割を認識し、緊張のとれた2日目の戦いが楽しみだ。

「ボウルトーナメント優勝を目指して頑張ります。(小野選手)」

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Nプール

1位:名護高等学校
2位:磐城高等学校
3位:富山第一高等学校

Oプール

1位:開志国際高等学校
2位:京都工学院高等学校
3位:尾道高等学校

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Pプール

1位:茗溪学園高等学校
2位:東福岡高等学校
3位:四日市工業高等学校

※茗溪学園、東福岡の模様はこちら

同点、同得失点差。東福岡と茗溪学園の戦いは、トライ数差の決着|第10回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会│&rugby (andrugby.com)

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