スローガンは『メイク・ブロッサム』。U17日本代表、韓国代表に64-0で勝利|第31回 日・韓・中 ジュニア交流競技会 和歌山大会

和歌山県上富田スポーツセンターで開催中の、第31回 日・韓・中ジュニア交流競技会 和歌山大会。8月24日(木)にはU17ラグビー日本代表が韓国代表と対戦し、64-0で勝利を収めた。

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試合序盤は互いにミスが続いた。

ハンドリングエラーやラインアウトでのミスなど、なかなか流れにのれない。

それでも体格で勝る韓国のFWを相手に、スクラムを安定させればチャンスは訪れる。

前半11分、敵陣深くでの相手ボールスクラムを押すと、球出しでプレッシャーを掛けたのはSH川端隆馬選手(大阪桐蔭)。

キックチャージに成功すれば、マイボールスクラムを獲得した。

クリアアウトしいくつかFWが当たると、最後は2番・祝原久温選手(石見智翠館)が押し込む。12番・吉田琉生選手(東海大大阪仰星)のコンバージョンゴールも成功し、7点を先制した。

前半20分には自陣でのマイボールスクラムからボールを受けた名取凛之輔バイスキャプテン(大阪桐蔭)がラインブレイクすると、そのまま1人で走りきり右隅にトライ。

続くキックオフからは15番・古賀龍人選手(桐蔭学園)が素早くブレイクダウンに入り込めば、すかさずターンオーバー。そのままラックの真上を越えていくなど、マイクロスキルの高さを随所で見せつける。

14番・広川陽翔選手(京都工学院)の70m独走トライに、マイボールスクラムからのムーブで取りきった11番・深田衣咲選手(東福岡)のトライ、そして2番祝原選手のラインブレイクから8番・瓜生丈仁選手(小倉)に繋がってのトライと前半だけで5つのトライを決め、前半を33-0で折り返した。

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後半はキックオフからのノーホイッスルトライでスタートする。左ウイング深田選手が取り切れば、立体的なアタックが姿を現す。

後半12分にはスクラムからまたしてもNo.8瓜生選手がトライを決め、その3分後には裏へのキックパスに反応した右ウイング広川選手が追いつきトライを決めた。

チーム9つ目のトライはラインアウトモール。マイボールでの5mラインアウトでボールを確保すれば、難なく押し切った。17番・三浦颯太選手(秋田工業)がグラウンディングする。

試合終了間際には23番・小野晏瑚選手(城東)がスペースを突くと逆サイドに開いて、11番・深田選手のハットトリックで締める。

64-0。

初めての桜のジャージーを身にまとった戦いを、笑顔で終えた。

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試合後、高体連ラグビーフットボール専門部の池戸成記部長は、初めて桜を胸にした23人へ語りかけた。

「桜を着てプレーする、イメージしていた通りのプレーは出来たか。U17ジャパンスタンダードはやりきれたか。」

そして、ミスが続きフラストレーションが溜まる中でも、不用意なペナルティをしなかった選手たちを称えた。

「これまでのプロセスを信じて、桜を背負っている人間は違うんだぞ、という姿を見せてください。」

残るは、中国代表戦。

U17ジャパンスタンダードを、極める。

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