365日分の成長
2年連続、花園の地を踏んだのは東軍12番・加藤璃子選手(正智深谷高校3年、アルカス熊谷所属)。
だが昨年はリザーブからの出場。ピッチに立ったのは、後半も終わる頃だった。
「悔しかった。」
2度目の花園となった今年、加藤選手は見事フル出場を叶える。
自身でも1年間の成長を感じ取る活躍を見せた。
3-0と3点のリードで迎えた後半8分、相手がミスしたボールを拾い上げ、そのまま走りきった。
「ここで取らなきゃ!」と自然に体は動いた。
決勝トライ。
チームの勝利に貢献した。
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だが、出場時間が長かったからこそ、満足のいかないプレーも増えてしまう。
「長く出場した分、納得のできなかったプレーもたくさんあった。大学に行ったら、試合に出るごとに自分が納得いくプレーを多くできるよう頑張りたいです。」
ラグビーとともに過ごした高校3年間。
「アルカスは人数が少なくて、試合経験もあまりなくて。一番最初に選抜チームに呼ばれた時は、コミュニケーションを取ることが難しかったことを覚えています。でも選抜チームにたくさん呼ばれるようになったことで、自分自身のコミュニケーションスキルを成長させることができました。ラグビー面だけではなく、日常生活でもコミュニケーションが取れるようになった3年間だったな、と思います。」
着実に階段を上った3年間。
更なる飛躍を、次の4年間に夢見る。