高校日本代表、U19イタリア代表とのテストマッチ1戦目を20-22で終える。一時10点のリードも逆転負け

3月14日からイタリアに遠征をしている、第49期高校日本代表。

現地時間3月20日(水)、U19イタリア代表とスタディオ・サンミケーレで対戦し、20-22で敗れた。

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日本ボールでキックオフを迎えると、最初にチャンスを掴んだのはイタリア。

ハーフウェー付近でのスクラムからオープンに展開し、振り戻した所でフルバックが縦に抜ける。そのままオフロードでボールを繋がれると、右ウインガーにトライを許した。

前半11分、イタリアが5点を先制する。

2トライ目もセットプレーから。

左サイドでのマイボールラインアウトから、わずか数フェーズでボールを繋ぎ切る。

前半17分、またもイタリアにトライを許した。

前半19分にはNo.8城央祐キャプテン(桐蔭学園)へのエアーコリジョンからイタリアにイエローカードが提示されると、日本はそこで得たペナルティキックから敵陣深くでモールを形成。

オープンに振り、また振り戻した先でアホ・アントニオ選手(青森山田)がゴールラインに迫ったが、しかしターンオーバーを許す。

イタリアのエグジットキックをキャッチしたのは、15番・服部亮太選手(佐賀工業)。1番・井吹勇吾選手(桐蔭学園)に託したブレイクダウンでペナルティを得た日本は、ゴール正面の位置でペナルティゴールを選択。

前半23分、SH井上達木選手(佐賀工業)の左足でまずは3点を返し、3-10とした。

だが、体を当てる前にボールを放すイタリアの高さとフィジカルに背走させられる場面は増える。

前半最大の好機は26分。SH井上選手のボックスキックに走り込んだのは、11番・隅田誠太郎選手(東福岡)。ノットリリースザボールを獲得すれば、敵陣5mでのラインアウトチャンスを得たが、残念ながらここはノットストレート。イタリアの高さが圧力となった。

前半35分を、日本はノートライで折り返した。

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後半は最初にスコアを奪い、勢いに乗りたい日本は、ディフェンスでプレッシャーをかける。

後半4分、前への圧力からディフェンスで前進すると、1番・井吹選手がジャッカルを決める。敵陣5mでのラインアウトを獲得すれば、今度こそモールを押し切り7番・福田大和選手(中部大春日丘)がグラウンディングした。

SH井上選手のコンバージョンゴールも成功し、10-10と同点に戻す。

後半9分にもダブルタックルから相手の倒れ込みを誘えば、またしても5mラインアウトでモールを形成した日本。

ふたたび勢いよく一発で押し切ると、FL福田選手が2トライ目を決めた。

コンバージョンゴールは外れたが、15-10とついに日本が逆転に成功する。

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ディフェンスで勢いを掴む、日本らしさを取り戻したプレーで自信を得た日本。

だがもちろん、負けられないホーム・イタリアも次々と力強いプレーで圧力を掛ける。

後半21分、ペナルティではPGを狙ったイタリア。だがここは外れ、追加点を許さず。

続くマイボールスクラムで獲得したペナルティから、敵陣22mでのラインアウトチャンスを得た日本。モールでアドバンテージを得ると、割れた所で3番・前田麟太朗選手(桐蔭学園)が前に出る。そのままおよそ20mをひとり力強く持ち込んだ前田選手。突き放す追加トライを決めた。

20-10と日本がリードを広げる。

しかしイタリアも反撃。

後半28分、お返しとばかりにラインアウトモールで押し込めば、トライ。

20-17と3点差に迫った。

その勢いのまま、後半30分、敵陣深くでのモールからアドバンテージを得たイタリアは、逆サイドに大きくキックパスを放る。タッチライン際でボールをキャッチされれば、美しい逆転トライを許してしまった。

20-22、再びポイントリーダーの座をイタリアに明け渡した。

試合終了間際、日本はスコアを狙いに敵陣に入り込んだが、しかし及ばずノーサイド。

U19イタリア代表との初戦を、勝利で飾ることはできなかった。

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U19イタリア代表との第2戦目は、同会場で24日(日)現地時間14時(日本時間、同日22時)にキックオフを迎える。

なお試合はJAPAN RUGBY TVのYouTubeで配信を予定している。

配信URL: https://youtube.com/live/31Gi7m8tfwk

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