國學院栃木『雨の日プラン』で御所実業を下し2年連続4強入り。旧友から託された「俺らの分まで」|第25回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会 準々決勝

3月22日(金)に埼玉県・熊谷ラグビー場で開幕した、第25回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会。

26日(火)には準々決勝の全4試合が行われ、ベスト4が出揃った。

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試合概要

第25回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会

【対戦カード】

御所実業高校(奈良・5大会ぶり8回目)7-13 國學院大學栃木高等学校(栃木・5大会連続10回目)

【日時】
2024年3月26日(火)11:50キックオフ

【場所】
熊谷ラグビー場

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試合展開

御所実業のキックオフで迎えた、準々決勝第2試合。

先制は國學院栃木。前半13分、ゴール正面のペナルティでPGを選択すると、10番・神尾樹凛選手が右足を振り抜いた。

しかしその後は膠着状態が続く。

御所実業の反撃は、前半27分。

敵陣深くでのラインアウトを獲得すると、モールを組めば一押しで取り切った。

14番・上田悠真選手のコンバージョンゴールも成功し、7-3と御所実業の4点リードで前半を折り返した。

後半はさっそくゲームが動く。後半4分、距離も角度もある所から、ペナルティゴールを選択したのは國學院栃木。

キッカーのSO神尾選手は「時間もまだ残っていたこと、そしてもし外しても自分たちにはディフェンスがある」と3点を狙った理由を話す。

だがここでは外れ、4点差は変わらず。

その後ゴール正面で得たペナルティでは、PGを狙う素振りを見せながら、意表をついてクイックスタート。

「11番の蟹江海晴から『左が空いた』というコールがかかったのですが、タップキックをした時にはもう空いていなくて(笑)迷ったのですが、自分でそのままチャレンジしました」と神尾選手は振り返った。

國學院栃木が少しずつ流れを引き寄せれば、後半21分、左中間に11番・蟹江選手が飛び込み逆転のトライ。

コンバージョンゴールも成功し7-10と引き離すと、後半30分にもPGを沈めた國學院栃木。

ハイパントを蹴り上げ、プレッシャーを掛けてミスを誘う「雨の日にはチームでやることが決まっている(SO神尾選手)」という『雨の日プラン』を遂行した國學院栃木が、7-13と接戦を制した。

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