4月28日に開幕した、サニックスワールドラグビーユース交流大会2024。
大会2日目には女子7人制の決勝トーナメントが行われ、福岡ラグビーフットボールクラブが世界一に輝いた。
女子7人制・決勝トーナメント 試合結果
最終順位
優勝
福岡ラグビーフットボールクラブ(福岡)
チームの武器は、なんといっても仲の良さ。
ふだんの練習中は本音で意見をぶつけ合う一方、一歩グラウンドを離れれば自然とみなが集まる。
練習終わりの写真撮影会も、いまや恒例となった。
「みんな仲が良いんです。だからこそ勝てたのかな、って。結束力が強い」
そう話すは、大坪弘明監督。
「頑張ってくれました」と目を細めた。
しかし、ここはまだ通過点。
最大のターゲットは、秋に行われる全国U18女子セブンズラグビーフットボール大会での優勝だ。
「私たちはクラブチームなので、基本的には日曜日にしか集まりません。徐々に部活動として活動しているチームとの差が開いていってしまうのですが、なんとか今のチーム力を保ったまま強化を進めたい」と半年後を見据えた。
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力強いハンドオフから何度も好機を演出したのは、3年生の大川愛華選手。
ラグビーを始めたのは、3歳の頃。
「お兄ちゃんに『一緒にやろう』と誘われたことがきっかけです」
兄とは、東福岡高校でキャプテンを務め、全国優勝も果たした大川虎拓郎選手(現・明治大学2年)だ。
日本一になった兄でさえ、たどり着かなかったタイトルが『サニックスワールドユースでの世界一』。
「久しぶりに海外チームも参加した大会に出場させて頂いたこと、本当に嬉しく思います」
みんなで力を合わせ、最後まで諦めなければ、優勝を掴み獲れると信じた2日間だった。
大川選手が通う高校にはラグビー部がないため、平日は九州産業大学女子ラグビー部の練習に参加している
準優勝
京都成章高等学校(京都)
3位
関東学院六浦高等学校(神奈川)
4位
マヌクラ(ニュージーランド)
5位
麗澤高等学校(千葉)
6位
SGS カレッジ, ブリストル(イングランド)
7位
バーカー カレッジ(オーストラリア)
8位
ラジャプラジャヌグロ 66(タイ)