東海大相模
HO矢澤翼キャプテンは「4点分の重み」と繰り返した。
後悔は絶えなかった。
あと1つ、FWが多くボールを多くもらっていれば。
あと1つ、FWが前に出て、立っていられれば。
あと1秒でも耐えていれば。
あと1回、レフリーと喋っておけば。
あと1人、ミーティングで話し掛けていれば。
「プラスワンが足りなかった、それが4点に表れた」と話した。
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4点差を追いかける、ラストワンプレー。
逆転へ一縷の望みをかけたマイボールラインアウトは、相手にスティールを許した。
「僕は2直(一番前の選手が跳ぶこと)で絶対に取れる自信があったのですが、ロックの笹部(隆毅選手、2年生)に任せきってしまった。自分が強気に出られなかった」と涙を堪える。
「めちゃくちゃ悔しいです。自分もまだまだだ、と思い知らされました」
キャプテンとして、何よりラインアウトのスロワーとして。
秋に向けた課題を、矢澤キャプテンはここ熊谷で得た。
チームはこれから、強化期間の夏に突入する。
「甘さを徹底的に潰す夏にしていきます(矢澤キャプテン)」
現在、3年生の主力選手に怪我人も多く、この大会は「来年の相模に、1・2年生に向けてという意味合いも」あったという。
鍛える夏。
チーム相模として、更なるボトムアップを狙う。
高校日本代表候補のSO長濱堅選手(写真左)やNo.8藤久保陸選手(写真右)らは、ウォーターとしてチームをサポートした