國學院久我山、達成した「絶対にブロック優勝を」。東海大相模はプラス1の後悔「甘さを徹底的に潰す夏」へ|第72回関東高等学校ラグビーフットボール大会 Cブロック決勝戦

東海大相模

HO矢澤翼キャプテンは「4点分の重み」と繰り返した。

後悔は絶えなかった。

あと1つ、FWが多くボールを多くもらっていれば。

あと1つ、FWが前に出て、立っていられれば。

あと1秒でも耐えていれば。

あと1回、レフリーと喋っておけば。

あと1人、ミーティングで話し掛けていれば。

「プラスワンが足りなかった、それが4点に表れた」と話した。

スポンサーリンク

4点差を追いかける、ラストワンプレー。

逆転へ一縷の望みをかけたマイボールラインアウトは、相手にスティールを許した。

「僕は2直(一番前の選手が跳ぶこと)で絶対に取れる自信があったのですが、ロックの笹部(隆毅選手、2年生)に任せきってしまった。自分が強気に出られなかった」と涙を堪える。

「めちゃくちゃ悔しいです。自分もまだまだだ、と思い知らされました」

キャプテンとして、何よりラインアウトのスロワーとして。

秋に向けた課題を、矢澤キャプテンはここ熊谷で得た。

チームはこれから、強化期間の夏に突入する。

「甘さを徹底的に潰す夏にしていきます(矢澤キャプテン)」

現在、3年生の主力選手に怪我人も多く、この大会は「来年の相模に、1・2年生に向けてという意味合いも」あったという。

鍛える夏。

チーム相模として、更なるボトムアップを狙う。


高校日本代表候補のSO長濱堅選手(写真左)やNo.8藤久保陸選手(写真右)らは、ウォーターとしてチームをサポートした

スポンサーリンク