國學院久我山
5月に行われた東京都春季大会決勝戦。目黒学院を相手に、20-40で敗れた。
「自分たちのイージーエラーが多く、しかも練習で表れていた部分でミスが出てしまった」と話すは、CTB齋藤航キャプテン。
だから日頃の練習から、試合を想定した練習に取り組んだ。
ウォーミングアップも、練習の序盤も。全員で気持ちを高める訓練を続けた。
特にこだわったのは、フォワードの縦の強さと、バックスでボールを外に動かすこと。
國學院久我山ではグラウンド一面を使った蹴り合いの練習ができない分、ポイントを絞った練習に注力する。
この日、全国随一の大きさを誇る東海大相模のFWを相手にも当たり負けせず、決定機で仕留め切る強さを見せた。
齋藤キャプテンが蹴ったコンバージョンゴールは、大会2日間を通して成功率92%。12分の11という高い決定力が、チームに勢いをもたらした
春季大会で逃した、東京都チャンピオンの座。
だからこそ「関東大会では絶対にブロック優勝しよう」と全員の意志が明確になり、挑むことができた。
「関東大会で良い結果が得られた。これからセブンズ、夏合宿、そして秋の大会と繋がっていきます。花園予選は、早稲田実業さんと同じ山組。どれだけ自分たちがチームの質を高め、ミスを減らせるようになるかが勝負になる」と、秋に向け、精度を求める夏へと向かった。