「勝って恩返しをしたい」FL亀井秋穂(明治大学2年)|U20日本代表

ワールドラグビーU20トロフィー2024(7月2日~17日、スコットランド・エディンバラ)の開幕まで、あと3日。

U20日本代表のラインアウトで中核を担うのが、明治大学2年のFL亀井秋穂選手だ。

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6月11日に行われた、日本代表との合同トレーニング。

ラインアウトのメインジャンパーとして、誰よりも早く高く飛び続けたのが亀井選手だった。

長崎北陽台高校時代に選ばれた、高校日本代表。

アイルランド代表と2試合のテストマッチを戦い、歴史的な1勝をあげた第48期高校日本代表だったが、しかし亀井選手に出場機会がまわってくることはなかった。

「悔しい思いをしました」

試合中ずっと、タッチライン際から試合を眺め続けた悔しさを、決して忘れることはない。

だから、決意をする。

「絶対、U20日本代表に選ばれたい」

明治大学に入学後、まずは体重を増やした。

トレーニングに励むと、1年と3か月で10㎏の増量に成功する。

だが1年次は結果に直結することなく「ずっとCチームやジュニア(Bチーム)で。良い結果を残すことができませんでした」と振り返る。

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U20日本代表候補としての活動が始まったのは、昨年12月のこと。

どの合宿にも必ず、亀井選手の名は並んだ。

トライアル合宿時から、コーラー(ラインアウトのサインを決める役)を務めていた亀井選手。

2月のFW合宿でも、それ以降も、役目は続いた。

「ラインアウトの核になる存在なのかな、と思っていました」

自然と覚悟は決まった。

「U20日本代表は、テンポと速さを重要視しています。精度の高さとスピードが強みです」

大きな怪我なく、厳しい練習にだって耐え抜いた。

いつの間にか、U20日本代表に欠かせない選手となった。

亀井選手は言う。

「大久保監督に選んでもらいました。勝って恩返しをしたいです」

身長191cm、体重84kg。

世界に出れば、決して大きなサイズではない。

それでもU20日本代表候補として活動を始めて以降、増えた3㎏の筋肉量が、努力の証だ。

「日本を代表している、という自覚があります。絶対に負けられない。自分から引くようなプレーは絶対にしません。自分からバチバチ、勝ちにいきます」

スコットランドでは一桁の背番号を背に、必ずや歓喜の輪の中に。

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ワールドラグビーU20トロフィー2024 大会スケジュール

【プールA戦】

  • 7月2日(火) 11:45KO(日本時間19:45) vs U20香港代表
  • 7月7日(日) 17:15KO(日本時間7月8日 1:15) vs U20サモア代表
  • 7月12日(金) 19:45KO(日本時間7月13日 3:45) vs U20スコットランド代表

【順位決定戦】

  • 7月17日(水)
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