U20日本代表、U20サモア代表を81-7で下す。次戦、最大の山場・スコットランド戦へ「やってきたことを信じて全力で」|ワールドラグビーU20トロフィー2024

ラグビーU20日本代表は現地時間7月7日(日)、スコットランド・エディンバラで行われているワールドラグビーU20トロフィー2024に出場し、U20サモア代表と対戦。
81-7で2勝目を挙げた。
写真提供・日本ラグビーフットボール協会

序盤はボールの落ち着かない時間が続く。

ミスからボールを手放し、サモアに攻め込まれる局面も生まれた。

だが相手ボールスクラムでノックオンを誘うと、右サイドでのマイボールスクラムから逆サイドに展開。振り戻した先で13番・上田倭士選手(帝京大学2年)が走り込み、ファーストトライを奪った。

前半8分、U20日本代表が5点を先制する。

ラインアウトモールから2トライ目(2番・清水健伸選手)を決めたのは前半12分。

前半18分には、ゴール前でのペナルティからクイックスタートで6番・亀井秋穂選手(明治大学2年)がトライを奪う。

敵陣深くへ蹴り込んだキックにチェイスをかけると、蹴り返されたキックカウンターから11番・海老澤琥珀選手が4トライ目(前半25分)。

前半29分にはゴール前でのFW戦から、最後はキックパスを受け取った11番・海老澤選手が連続トライで5トライ目を決めた。

前半終了間際にキックカウンターから1トライを許したが、カバーディフェンスの光った日本。

安定したセットピースからの速いバックスラインと、スペースを読んだ50:22など見どころを作れば、サモアを1トライに抑え前半を27-7で折り返した。

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後半もフラストレーションのたまるスタートとなったが、次第に流れを掴む。

ラインアウトモールからHO清水選手が押し込み、後半10分に最初のトライ。

その2分後には1番・森仁之輔選手がラックサイドに押し込み、12番・本橋尭也選手のコンバージョンゴールも決まって41-7。

後半15分には素早いパスまわしから14番・飯岡建人選手がトライを奪い、ラックからの球出しを受けた4番・石橋チューカ選手が縦に走り切って55-7。

19番・舛尾緑選手が押し込んだトライで10トライ目を迎えると、16番・田中京也選手がラインアウトモールからトライを決め67-7。

後半36分には11番・海老澤選手がハットトリックとなるトライを決めれば、74-7。

最後は11番・海老澤選手のラインブレイクから23番・増山将選手が中央にボールを持ち込み、ノーサイド。

2試合連続2桁トライとなる13トライを奪ったU20日本代表が、81-7で勝利した。

写真提供・日本ラグビーフットボール協会

U20日本代表は、これで大会登録メンバー28人全員が出場を果たした。

総勝ち点は10とスコットランドに並んだが、得失点差で現在プールA 2位。

グループA 1位通過のためには、次戦U20スコットランド代表との直接対決での勝利が絶対条件となる。

運命のグループリーグ最終戦は、現地時間7月12日(金)19:45、日本時間7月13日3:45にキックオフを迎える。

写真提供・日本ラグビーフットボール協会
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大久保直弥HC コメント

途中から出た選手達が良いエナジーをチームに与えてくれて、結果最後自分たちらしいゲームができたことは、次に向けてチームにとって良かったと思います。ラグビーなので、フィジカルで負けたらそもそもラグビーにならないからこそ、我々は2月から準備を重ねてきているので、単純にフィジカルで1対1の勝負をするというよりは、15人でしっかり走って良い状況を作っていきたいと思います。

ホームのスコットランドと戦うことはものすごくプレッシャーがかかると思いますが、選手にはやってきたことを信じてチャレンジしてほしいと思います。

写真提供・日本ラグビーフットボール協会
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太安善明キャプテン コメント

自分たちのペースにならない状況が続いて苦しかったですが、途中で修正して良い試合展開になれてよかったです。自分たちのラグビーがいかにできたかが重要で、ホンコン・チャイナにもサモアにもなかなか始めから自分たちのラグビーが出せなかったので、次のスコットランド戦では始めから自分たちのラグビーが出せるように頑張ります。

スコットランド戦をターゲットポイントとしてやってきたので、今まで自分たちがやってきたことを全て出して全力でぶつかりたいと思います。

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