未来の自分へ ~世界への扉を開いたU20日本代表たち【BKゲームメーカー編】|ワールドラグビーU20トロフィー2024

センター

CTB 本橋尭也

U20スコットランド代表に10-46で敗れた。

やろうとしていたことが、ほとんどできなかった。

「点差が離れるにつれ、焦ってしまいました。早くトライを取らなければ、という気持ちが募ってしまった結果、ミスも増えたし軽いプレーも出てしまった。ディフェンスもバラバラになってしまったかな、と思います」

スコットランド戦。

自分のプレーが出せなかった。

もっとボールキャリーすることもできただろう。だが、「逃げてしまった」と本橋選手は言った。

「起点を作ることもできたと思う。パスで逃げてしまいました」

世界へのスタートラインに立って、初めて感じたことがある。

世界には、簡単に勝てる相手などいないのだ、と。

「自分たちを上回る体の大きさ、スピードの選手が多い中で、チームプレーを遂行するために個人のプレーをしなければいけません」

さすればチームレベルも上がる、と学んだ。

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今大会のテーマ

『怪我無くプレーをし続ける』

優勝はもちろんのこと。

そのためには、怪我をせずに戦い抜く、戦い抜けるのだと証明したかった。

未来への誓い

『逃げるプレーをしない』

勝っている試合でも、負けている試合でも。

逃げるプレーをしたくない。

「今回のU20スコットランド代表戦で、逃げてしまった部分があります。強い相手にも積極的にコンタクトを求めていきたい。パスで逃げず、体を当てていけるような選手になりたいです。」

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CTB 上田倭士

「まずはU20日本代表に選ばれたことを嬉しく思います」

素直な気持ちから、インタビューはスタートした。

高校日本代表の時には、プレータイム0。怪我もあり、出場叶わなかった。

だが今大会、予選プールで3試合フル出場。

「とても嬉しく思います」

実感はこもる。

80分間走り続けられることが自身の強み。

だからこそ、センター陣の枚数が少なくても今大会を戦い抜ける、とHC・コーチ陣に思わせることもできたのだろう。

「U20スコットランド代表戦では、FWをしんどい状態にもっていってしまったのがバックスでした。前半は耐えられたものの、積み重なったダメージが後半に出てしまった。プレッシャーを受けた時、どうしても受け身になってしまったことが反省点です」

だからこそ、最終・3位決定戦では必ずや。

「バックスとして、責任を持ってプレーします」

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今大会のテーマ

『強度』

日本では感じられない強度を体感した。

コンタクトレベルを強化しなければいけない、と改めて掲げた。

未来への誓い

『世界の強度を忘れない』

日本国内の大学シーンでは、否が応でも国際試合に比べ強度は落ちる。

だからこそ「ここで感じた強度を、日本でも忘れずにプレーし続けたい」

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CTB 白井瑛人

「自分が一番成長するのは、このタイミングだと思う」

最終戦、U20ウルグアイ代表戦で先発の12番を勝ち取った。

飛び級でU20日本代表入りを果たした白井選手。

今大会初めてのスターティングメンバー入りを果たすと、気持ちを込めた。

「(桐蔭学園高校の1学年先輩・矢崎)由高も、去年飛び級で経験したU20日本代表が良かったと言っていました。だから自分にとっても、ここが結構大事な試合になるんじゃないかな、と思っています」

物怖じしない存在感は、グラウンド上のいたるところから感じ取れる。

「良い経験をできています。高いレベルのお手本もいます。自分に足りないものを、しっかりと学べています」

大学入学後、ウエイトトレーニング量が増えた。

バランスのとれた食事と、プロテイン量も意識して増やす。

体脂肪は減り、筋肉量が増したことで、体つきは一回りも二回りも大きくなった。

「再来年のためにも、来年はチャンピオンシップに上がれるよう頑張ります。今年を経験している分、来年の選手たちに伝えられることはたくさんあると思う。来年は自分が引っ張っていきます」

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今大会のテーマ

『学び』

現時点で海外勢と戦うことで、自分の現在地を理解することができている。

U20日本代表として掲げる、超速をも超える『コスモラグビー』の理解も、来年のために深めたい。

未来への誓い

『レベルアップ』

「海外勢に負けないフィジカルと技術が必要です」と実感する。

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