スコットランド・エディンバラで開催されている『ワールドラグビー U20トロフィー2024』に参加しているU20日本代表は、7月17日(水)17:15(日本時間18日 1:15)に行われる3位決定戦・U20ウルグアイ代表戦に向け、現地時間16日(火)にキャプテンズランを行った。
宿舎の近くには練習グラウンドが複数あり、日によって練習場所が変わるため、それぞれに独自の名前をつけている日本チーム。
この日は『帝京』グラウンドでの練習だった。
しかし、間もなくして大粒の雨が降り出す。
全員がずぶ濡れになりながら、明日の最終戦に向け、セットプレーからの攻撃陣形を確認するなどボールを動かした。
時には「そんなパスで通るのか?」と、大久保直弥ヘッドコーチが指摘するシーンも。
練習は、予定を大きく繰り上げて終了。
ブロンズファイナルで有終の美を飾るべく、それぞれが最終調整へと向かった。
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U20日本代表としての最終戦、大久保HCは「一番成長した」という石橋チューカ選手をゲームキャプテンに据えた。
最終戦のゲームキャプテンを託すと伝えた時には驚きを見せたという石橋選手だが、大久保HC曰く「この2・3日で覚悟を決めた感じがする」という。
「彼はどれだけ苦しい時でも走る選手。明日もチームのために走ってくれるのではないか」と期待を寄せた。
大久保直弥HC コメント
ラグビーはどんなことがあっても試合が中断することはほぼありません。
タフか、タフじゃないかという所がこういう時に出ます。
予定していた練習を完璧にはできてはいませんが、こういう状況(大雨の中)で難しいことはできないので。
試合でも起こりうるからこそ、リハーサルとしては完璧なシチュエーションだったと思います。
明日、僕が楽しみにしているのは選手たちの戦い抜く姿です。
大きな目標であったスコットランド戦での勝利を逃しましたが、でも人生と同じように、ずっと勝ち続けることはありません。
負けた時、その次にどういう態度で挑むのか。どういうゲームにできるのか。今後彼らの、ラグビーだけでなく人生の中でも求められるようなシチュエーションです。
逃げずに戦い抜いてほしいと思います。