お盆の時期には全国から高校ラグビー部が集う長野県は菅平高原。
8月11日(日)には筑紫高校(福岡県)と深谷高校(埼玉県)の定期戦が行われ、筑紫が29-14で勝利を収めた。
ともにファーストジャージーを身に着け、挑んだ一戦。
深谷ボールでキックオフすると、最初のスコアは筑紫。
FWを当てフェーズを重ねれば、ペナルティからクイックスタート。FWが押し切り、ファーストトライを奪う。
一度も深谷にボールを渡すことなく、5点を先制した。
2トライ目・3トライ目も筑紫。
スタンドオフのキックカウンターから素早いブレイクダウンでの球出しを見せると、FWを当て最後は大きく右外に振ってトライ。
続いてもスクラムからまたしても右に展開し、トライを決めた。
トライカウント3-0、筑紫の15点リードで前半を折り返した。
前半をノースコアで折り返した深谷は、しかし好ディフェンスで幾度も耐え、気を落とすことなくハーフタイムを迎える。
「プライド見せているよ!楽しいでしょ?これがラグビーだ」と声を掛けたのは山田久郎監督。選手たちを再びピッチに送り出せば、後半最初にモメンタムを得た。
敵陣でのプレー時間が続くと、最後はラインアウトから12番・明戸誠和選手が切り込み仕留める。
コンバージョンゴールも成功し、15-7。7点を返した。
続く筑紫のアタックもゴール前で一度は耐えた深谷だったが、次のラインアウトから取り切った筑紫。
7点を追加し、22-7。
このまま流れが筑紫に傾くかと思われたが、自陣に入られた所でインターセプトを決めたのは深谷のスタンドオフ・大屋玲穏バイスキャプテン。
そのまま独走トライで2トライ目決め、22-14と再び8点差に迫った。
深谷が最後に巻き返すかと思われたが、しかし落ち着いていたのは筑紫。
左サイドでビッグゲインをみせれば、ラストトライ。
29-14で、ゲームを締めた。
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