お盆の時期には全国から高校ラグビー部が集う長野県は菅平高原。
8月15日(木)には目黒学院高校(東京都)と報徳学園高校(兵庫県)が対戦し、24-24で引き分けた。
前半勢いを掴んだ目黒学院。
後半追い上げた報徳学園。
試合は、同点幕引きとなった。
前半3連続トライを奪ったのは目黒学院。
モールを押し込みファーストトライ。
続く2トライ目は、No.8ロケティ・ブルースネオル選手がディフェンダーを次々になぎ倒しトライ。
3トライ目は、ボールがこぼれたところを逃さず蹴り込み、走ってインゴールで追い付いた好リアクショントライ。
前半を17-0と目黒学院のリードで折り返した。
一方、反撃を仕掛けたい報徳学園は、後半最初のスコアを奪う。
左端でラインブレイクすれば、走って最後は左コーナーへのキックパスが繋がってトライ。
5点を返した。
対する目黒学院は、ボールを持った人たちが前に出て、最後はサイドアタックから仕留める。
コンバージョンゴールも成功し、24-5。突き放した。
それでも諦めなかった報徳学園は、中央で切り込むと右隅にトライ。
続く攻撃でも時間を掛けてゴール前へ進めば、右サイドでゲインラインを突破すると落ち着いて逆サイドへと回し、押し込む。
2連続トライで24-19。
5点差に迫った。
試合終了目前。
目黒学院が保持しすると、レフリーからはノータイムの声がかかった。
そのままボールを蹴り出せば勝利となったが、しかし後半の報徳学園の勢いを受け、ビハインドだと思っていたという目黒学院の選手たち。
得点版がない菅平特有のグラウンド環境ゆえ、そのままボールを継続し15人全員がトライを狙った。
しかしターンオーバーを決めたのは報徳学園。
独走トライをみせ、ゲームを締めた。
残念ながらコンバージョンゴールは失敗し、24-24。
前半17点差をつけられても諦めなかった報徳学園。
最後までトライを狙い続けた目黒学院。
夏の戦いは、同点で終えた。
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