埼玉ラグビー界に激震。深谷、30年ぶりにベスト8を逃す。川越は悲願の熊谷Aグラウンドへ「深谷高校の分まで頑張りたい」|第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会埼玉県予選 3回戦

第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 埼玉県予選が幕を開けた。

29日には3回戦が熊谷ラグビー場B・Cグラウンドで行われ、ベスト8が出揃った。

いよいよ試合会場を熊谷ラグビー場Aグラウンドに移す準々決勝は、11月2日(土)に行われる。

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試合概要

第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会埼玉県予選 3回戦

【日時】
2024年9月29日(日)

【場所】
熊谷ラグビー場Cグラウンド

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深谷 22-29 川越

深谷:青ジャージー、川越:緑ジャージー

Bシードの深谷と、ノーシードの川越の一戦。

試合終盤には、熊谷ラグビー場Cグラウンドの周りを多くの観客が取り囲む大熱戦となった。

先制したのは川越。

No.8高野隼多キャプテンから15番・大川悠選手へとボールが繋がり、インゴール中央に持ち込みトライ。

コンバージョンゴールも成功し、川越が7点を先取した。

しかしその直後、キックカウンターから取り切ったのは深谷。

FWが体を当て前に出れば、オフロードパスを受け取った10番・大屋バイスキャプテンから4番・金井優選手へと渡り、トライ。

7-7の同点に戻すと、続く得点も深谷。

ペナルティタッチがタッチラインを割らなかったものの、走り込んでセービング。そこから敵陣深くでの攻撃に転じると、最後は12番・原田壮真選手が相手ディフェンスをなぎ倒しながらトライを決めた。

コンバージョンゴールは成功せず、しかし深谷が12-7と逆転した。

その後、1トライずつを取り合った両チーム。

川越はコンバージョンゴールも成功し7点を追加、深谷はコンバージョンゴール不成功で5点を加える。

17-14と深谷の3点リードで前半を折り返した。

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後半は、巻き返しを狙う川越の連続スコアで幕を開けた。

1トライ1ゴール、1ペナルティゴールを成功させ、一気に再逆転。

17-24と7点差をつける。

リードを得た川越は、14番・鈴木大雅選手のロングキックでエリア対策。

ラインアウトでは両チームあわせての最高身長、190㎝を誇る5番・若松拓歩選手がボールを確保すれば、ゲームを組み立てた。

終盤戦、7点を追いかける深谷は、左ウイングのステップワークでゴールラインまで迫るも、あと一つパスが繋がればというオフロードが相手の懐に納まる。

敵陣深くのラインアウトも生かしきれず陣地を下げられると、自陣で短いパントキックを蹴り上げた。

そのボールを川越が確保すれば、キックカウンター。左サイドを駆け上がった11番・野澤朋樹選手がダメ押しとなるトライを決めた。

17-29。

12点を追う絶体絶命の深谷は、試合終了目前に左端を振り抜いたフルバックが1トライを返すも、反撃そこまで。

ファイナルスコアは22-29。

川越がBシード・深谷を撃破し、見事ベスト8入りを果たした。

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