島根県、勝利も笑顔なし「まだまだ強くなれる」大分県は「負けが必要だった」|第78回 国民スポーツ大会「SAGA2024」ラグビーフットボール競技 2回戦

第78回 国民スポーツ大会「SAGA2024」ラグビーフットボール競技の少年男子2回戦が10月7日(月)、SAGAサンライズパーク(ボールフィールド)で行われた。

第2試合は島根県代表が大分県代表と対戦し、22-10で勝利。準決勝に勝ち進んだ。

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試合概要

第78回 国民スポーツ大会「SAGA2024」ラグビーフットボール競技 2回戦

【日時】
2024年10月7日(月)

【場所】
SAGAサンライズパーク(ボールフィールド)

島根県 22-10 大分県

島根県:青ジャージー、大分県:ピンクジャージー
試合序盤からハンドリングエラーの続いた大分県。
対する島根県は、敵陣深くでのスクラムから好機を掴んだ。左サイドで15番・近藤漣汰選手がグラウンディングし、ファーストトライ。
前半7分、5点を先制した。
続くアタックも島根県。勢いよくラインブレイクすると敵陣へ。大分のディフェンスが後手にまわればペナルティを獲得した。
14番・久住誓蓮選手が右足を振り抜き、ペナルティゴールの3点を追加。
前半11分、8-0とする。
雨降る中のゲームとなったが、島根県はボールをワイドに動かす『石見智翠館』らしいラグビーを徹底。
前半13分には島根県11番・久富洋希選手が左サイドでラインブレイクすると、裏へ蹴り込む。
ゴール前でプレッシャーをかけ、蹴り返されたボールでキックカウンターを仕掛ければ、ゴール前でのラックから9番・柴崎允希選手が持ち出し2トライ目を決めた。
対する大分県は、後手にまわった序盤戦。大分東明・横山陽介コーチが現状の課題をハドル内で整理すれば、大分県はようやくのアタックへと転ずる。
ゴール前ラインアウトからモールでトライを狙いにいくも、しかし1回戦同様、島根県のゴール前ディフェンスが光る。
好機を阻まれた。
前半29分には、島根県No.8祝原久温キャプテンのボールキャリーからゴール前での攻撃権を得ると、最後は4番・山本力優選手が切り込んでトライ。
22-0、一気に引き離す。
このままでは終われない大分県、ようやくの反撃は前半終了間際。
ゴール前ラインアウトから9番・斜木莉士選手がトライを決め反撃の狼煙を上げると、22-5で前半を折り返した。
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後半は一転、一進一退の攻防が続く。
大分県4番・石川波潤キャプテンが相手のゲインを阻むタックルに入りると、続く選手がジャッカル。
大分県3番・平山風希選手のボールキャリーを止めようと島根県8番・祝原キャプテンが体をぶつければ、バチンと音が響いた。
後半は大分県がボールを持ち、ゴール前まで攻める時間帯が大きく増える。
しかし島根県は自信を持つゴール前ディフェンスにプライドを見せ、守り切った。
フィジカルでは両者譲らぬ戦いを演じたものの、しかし単独チームで戦った島根県の、連携のとれたディフェンスは効果抜群だった。
試合終了間際には島根県が自陣深くでの攻撃から脱出することなく、ラックを重ねることで守りきる戦術に出たが、しかしノーサイド目前でペナルティ。
ラストチャンスを生かし切った大分県が、ファイナルトライで締めゲームセット。
22-10、島根県が大一番を制した。
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