「僕たちには日本一のFWがいる」奈良県、準決勝へ。セットプレーで後手を踏んだ神奈川県は「歯車が狂ってしまった」|第78回 国民スポーツ大会「SAGA2024」ラグビーフットボール競技 2回戦

第78回 国民スポーツ大会「SAGA2024」ラグビーフットボール競技の少年男子2回戦が10月7日(月)、SAGAサンライズパーク(ボールフィールド)で行われた。

第3試合は奈良県代表が神奈川県代表と対戦し、20-7で勝利。準決勝に勝ち進んだ。

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試合概要

第78回 国民スポーツ大会「SAGA2024」ラグビーフットボール競技 2回戦

【日時】
2024年10月7日(月)

【場所】
SAGAサンライズパーク(ボールフィールド)

神奈川県 7-20 奈良県

神奈川県:水色ジャージー、奈良県:緑ジャージー
神奈川県ボールでキックオフを迎えると、そのまま敵陣での攻撃権を得た神奈川県。
敵陣深くでフェーズを重ね、ゴールラインに近づけば、最後は13番・徳山凌聖選手が飛び込んだ。
9番・後藤快斗選手のコンバージョンゴールも成功。
前半3分、神奈川県が7点を手にした。
先制パンチを見舞った神奈川県。
しかしその後は防戦が続く。
奈良県が猛攻を仕掛け、得意のモールでトライを狙ったが、神奈川県はそれを上回るディフェンス力を見せた。
凌いだ神奈川県が7点のリードを得て、前半を折り返した。
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対して後半は、御所実業高校の単独チームとして出場している奈良県の修正力とセットピースが牙をむく。
まずは後半6分、敵陣深くで手にしたラインアウトからフェーズを重ねれば12番・大久保幸汰キャプテンが押し込む。
コンバージョンゴールは成功せず、7-5。反撃の狼煙を上げた。
勢いを掴んだ奈良県は、続くスクラムでペナルティを獲得する。
奈良県ボールでのラインアウトからモールを組めば、9番・徳重隼選手がオープンサイド側をすり抜け独走トライ。
後半11分、ついに奈良県が7-10と逆転に成功した。
負けられない神奈川県は、トライを狙い敵陣深くまで攻め込む。
ゴール前での相手ボールスクラムにプレッシャーを掛け、ドロップアウトを誘った。
ゴール前5mで獲得した、マイボールスクラムチャンス。フェーズを重ねインゴールを目指したが、しかし押し込めずペナルティアドバンテージの笛が吹かれる。
タップスタートを選択した神奈川県。が、そのタップキックが手に着かず、残念ながらトライライン目前でノックオンに。
絶体絶命の奈良県が、守り切った。
「どこでもいいから、前に出してくれ!」と声を上げたのは、奈良県のFW陣。
ゴールラインを背負ったディフェンスが続いた、後半も終盤戦。まずは自陣深くからの脱出を図りたかった。
間もなくして奈良県が陣地をハーフウェーまで戻せば、最大の武器・ラインアウトで反転攻勢。
ロングボールを投げ入れてもキープできる奈良県。何度も遠くへ放り、モールを組めば、一気にゴール前へと進んだ。
最後に押し込んだのは、4番・服部凰真選手。
12番・大久保キャプテンのコンバージョンゴールも成功し、7-17。残り時間3分で10点のリードを手にした。
試合終了間際には、ダメ押しとなるペナルティゴールをCTB大久保キャプテンが沈め、ノーサイド。
奈良県が神奈川県を下し、準決勝進出を果たした。
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