神奈川のプライドで最終戦を92-0。いよいよ1枠を争う花園予選へ「最終的には気持ちの問題。どちらの想いが強いか」|第78回 国民スポーツ大会「SAGA2024」ラグビーフットボール競技

第78回 国民スポーツ大会「SAGA2024」ラグビーフットボール競技の少年男子の5位・7位決定戦が10月9日(水)、SAGAサンライズパーク(ボールフィールド)で行われ、神奈川県代表が宮城県代表に92-0で勝利。

最終戦を完封勝ちで終えた。

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準々決勝で奈良県に敗れ、5位・7位決定戦へとまわった神奈川県。

先の試合ではセットプレーに課題山積だったが、この日は個の縦の強さで宮城県を圧倒した。

8番・藤久保陸選手(東海大相模)の4トライに、12番・松本桂太選手(桐蔭学園)の3トライ。

前後半で合計14トライを決めた神奈川県が、92-0で有終の美を飾った。

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中日は準々決勝の振り返りに時間を使った。

どこが悪かったのか。自分たちがやらなければならないことは、何なのか。

抽出した課題に対する練習に、時間を割いた。


「ラインアウトの練習が多くなってしまって、バックスに迷惑をかけました」と笑った矢澤キャプテン

おかげで最終戦は、「だいぶ改善された」というラインアウト。

そこからモールを組み、トライを取り切るシーンも多くみられた。

およそ1か月半に渡ったオール神奈川生活。

本大会で主将を務めた東海大相模HO・矢澤翼選手は「新鮮だった」と話した。

自分歩んラグビー人生も、なかなかない経験でした」

ふだんはライバルとして戦う選手たちと、チームメイトになったこと。同じジャージーを着られたことが最大の財産だ。

「自分たちのラグビーだけでなく、いまどんなラグビーが各チームで行われているのかを知ることができました。新しい視点をもらえました。それに、僕が進行であたふたしていたら、桐蔭学園の選手たちが引っ張ってくれて。でも最後は僕に任せてくれるんです。すごくやりやすかったですし、フォロワーシップという面で助かりました」

ライバルの存在に感謝した。


写真左が主将・矢澤翼選手(東海大相模)。右は副将・後藤快斗選手(桐蔭学園)

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この経験を、各自が所属チームへと持ち返りたい。

「どこで、なぜ負けたのか。負けた相手は、どういうチームだったのか。そういうことをここに来ているメンバーだけの財産にせず、チームに還元したいと思います」

東海大相模、桐蔭学園、慶應義塾、法政第二、日大藤沢、湘南工科。

全6チームに、新鮮な栄養剤が注入される。

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