第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 神奈川県予選会の決勝戦が11月17日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われ、桐蔭学園高校が東海大相模高校を34-18で破り、2年連続22回目の優勝を果たした。
試合は終始、桐蔭学園がポイントリーダーとなった。
前半4分に桐蔭学園7番・申驥世キャプテンのラインブレイクから9番・後藤快斗選手がボールを受け、ポール真横にトライ。
10番・丹羽雄丸選手のコンバージョンゴールも成功し、7点を先制した。
しかし前半12分、16分と立て続けに東海大相模10番・長濱堅バイスキャプテンがペナルティゴールを沈めれば、7-6。
東海大相模が1点差に迫る。
だがそこは王者・桐蔭学園。
19分にPGを沈め、26分にはラインアウトモールで左端に押し込めば、17-6。
前半を桐蔭学園の11点リードで折り返した。
後半こそは先にスコアをし、弾みをつけたい東海大相模だったが、ここでも桐蔭学園が強さを発揮。
フェーズを重ねると5番・西野誠一朗選手が飛び込み、24-6とこの日最大となる18点差をつけた。
対する東海大相模はその直後、FW5枚を同時交替。
フレッシュレッグたちの勢いを得れば、後半15分に15番・五島悠翔選手が、22分には14番・福岡遼選手がトライを決め、一気に差を縮めた。
24-18。
1トライ1ゴールで逆転が可能な、6点差。
しかし落ち着いていた桐蔭学園は、後半28分にゴール正面からのPGを沈め、試合終了間際にはルーズボールに反応したSO丹羽選手が独走トライで締め括れば、ノーサイド。
34-18、桐蔭学園が神奈川県チャンピオンに輝いた。
桐蔭学園はこれで、新人戦、関東大会予選、全国7人制と今季神奈川県内負けなしの4冠を達成。
徹底された基礎と、磨いた球繋ぎ力を武器に、狙うは花園2連覇だ。
12月27日(金)から花園ラグビー場で行れる、第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会に神奈川県代表として出場する。
今季の直接対決戦績(15人制のみ)
令和5年度 神奈川県高等学校ラグビーフットボール 新人大会
桐蔭学園 5-34 東海大相模
第72回 関東高等学校ラグビーフットボール大会 神奈川県予選会
桐蔭学園 11-29 東海大相模