「悔しすぎて、涙も出なかった」東海大学、明治大学に敗れシーズンエンド。明治は次戦・天理戦に向け「全員で」|第61回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 3回戦

第61回全国大学ラグビーフットボール選手権大会3回戦 明治大学対東海大学が12月14日(土)、秩父宮ラグビー場で行われ、明治大学が東海大学に50-17で勝利を収めた。

試合概要

第61回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 3回戦

【対戦カード】
明治大学 50-17 東海大学

【日時】
2024年12月14日(土)14:00キックオフ

【場所】
秩父宮ラグビー場

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試合は東海大学のトライから始まった。

9番・山田莞大選手がサイドアタックを仕掛けゴール中央に持ち込むと、15番コンラッド・セブンスター選手のコンバージョンゴールも成功。

前半16分、東海大学が7点を先制する。

対する明治は、ゲームメーカーがボールを持てば徐々に流れを掴む。

前半22分、12番・伊藤龍之介選手のトライに始まり、前半30分には9番・柴田竜成選手がラックサイドを突いたトライ。

13番・平翔太選手のコンバージョンゴールも成功すれば、14-7。

一気に逆転した。

前半を21-10と明治のリードで折り返すと、後半も勢いを手放さない。

竹之下仁吾選手が自陣から左サイドを駆け上がったトライに、この日ゲームキャプテンを務めた7番・福田大晟選手のトライ。

5つのトライを重ねれば、東海大学を引き離した。

最終スコア50-17。

明治大学が準々決勝へと駒を進めた。


大学選手権初出場で初トライを決めた竹之下選手。「(プレッシャー下でのプレーが課題だったが)U20日本代表などの経験を経て、試合前の気持ちの作り方の面で成長した。今日はあまり緊張することなく試合に臨むことができました」

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明治大学 監督・主将コメント

神鳥裕之監督

ホッとしています。

東海大学さんは本当に厳しいタックルで、最後の最後まで果敢にタックルしてくるチームでした。

今日は数少ない4年生がチームを引っ張ってくれた。

(準々決勝・天理大学戦については)あまり相手に引っ張られることなく、今までやってきたことを信じて取り組むしかない。全員で応援に行って、出場しない選手やスタッフの力を借りながら帰ってきたいなと思います。

主将、副将、佐藤の欠場は、脳震とうの影響によるもの。順調に回復しており、来週のゲームには3人とも戻ってくるだろうという見込みです。

ーー白井瑛人選手のハイボールキャッチが素晴らしかったです

菅平合宿で行った帝京大学との練習試合で、彼のハイボールミスからトライを取られたシーンがありました。

悔しがっている姿を見ましたし、ひとり練習している姿も見た。

日々の努力がこういう大舞台で発揮できるのだということを再認識させられました。

ーー伊藤龍之介選手を12番に配置しました

アタッキング能力の高い選手。

チームとしてはこういう事態に備えて、対抗戦前半にこのような組み合わせも試していました。今日のような局面でもうまく機能したかなと思います。

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福田大晟ゲームキャプテン

大事な一戦。

入りの部分で東海大学さんのブレイクダウンに圧倒されましたが、自分たちのラグビーを信じて80分間戦うことができました。

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