ラグビーU19日本代表は12月18日(水)、台湾・台北で行われているアジアラグビーU19チャンピオンシップに出場し、U19チャイニーズ・タイペイ代表と対戦。
100-5と3桁得点で引き離し、決勝戦へと駒を進めた。
初戦のかたさからか、試合の入りはハンドリングエラーにペナルティがかさむ。
ファーストトライは前半10分。
15番・大畑咲太選手のラインブレイクで相手のペナルティを誘うと、敵陣22m内でのラインアウトを獲得。モールで押し込めば、最後は崩れ認定トライが生まれた。
7-0とスコアを動かす。
続いても、15番・大畑選手が生み出したモメンタムから10番・小林祐貴選手が僅かなスペースへ縦横無尽に切り込めば、個人技でトライを奪う。
12番・神拓実選手のコンバージョンゴールも成功し、14-0とした。
前半20分からは、日本にトライラッシュが訪れる。
まずはラインアウトモールでトライ。
続いてはFWが右サイドで次々にゲインラインを突破すれば、素早く逆サイドに展開。最後はバックスがボールを繋いで11番・高島來亜選手がグラウンディングし、4トライ目を獲得した。
その後もペナルティから9番・三田村喜人選手がクイックスタートを切り、パスを受けた12番・神選手が右サイドを走り抜いてトライするなど多彩な攻撃を見せる。もちろん、セットプレーでも流れを手放さない。
13番・安西良太郎選手がラインブレイクすると、そのまま蹴り込んだグラバーキックに反応したのは14番・隅田誠太郎選手。
前半だけで8トライを奪ったU19日本代表は、50-0と大量リードで前半を折り返した。
後半も勢いそのままに、日本がトライを重ねる。
しかし86-0と突き放した後半30分、地元の声援を受けたチャイニーズ・タイペイにスクラムから右サイドを攻められ、1対1を振り切られてしまえば、左隅に技ありのトライを許す。
手綱を締め直した日本はその後、23番・渡邉大樹選手のトライで93点とすると、試合終了間際には10番・小林選手のラインブレイクから4番・加賀谷太惟選手にオフロードで繋ぐ。力強い脚力でディフェンスを振り切った加賀谷選手。神奈川県の高校生コンビによる連携から、ラストトライを決めた。
12番・神選手も難しい位置からのコンバージョンゴールを成功させれば、トリプルデジットにのせる。
ファイナルスコアは100-5。
U19日本代表がU19チャイニーズ・タイペイ代表を下し、決勝進出を果たした。
なお決勝戦は22日(日)日本時間17時から、U19ホンコン・チャイナ代表と対戦する。