試合概要
第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 1回戦
【対戦カード】
開志国際高等学校 15- 43 昌平高等学校
【日時】
2024年12月28日(土)12:50キックオフ
【場所】
花園第1グラウンド
試合結果
個々の体の強さに勝る昌平が、前後半を通して着実に得点を重ねた。
開志国際も少ないチャンスをものにして得点したが、及ばなかった。
昌平
互いに流れを掴めない試合序盤。
ファーストマイボールスクラムでペナルティを奪い、勢いを掴んだかと思われたがラインアウトでノットストレート。
均衡状態は続く。
試合が動いたのは前半10分。
相手ボールスクラムを捲り上げ、ターンオーバー。
そこからオープンサイドへボールを振れば、11番・堀内久真選手が走り切る。
まずは昌平が5点を先制した。
ブレイクダウンで頑張れる昌平フィフティーン。
初戦の緊張からか、はたまた風の影響からか、キックでのミスも続いたが、自陣深くでのディフェンスでは体をしっかりと当て守り切る。
9番・白鳥蓮キャプテンが「内側に来るな、と思った」と体を動かせばインターセプト。ピンチを凌いだ。
前半17分には、敵陣22m内に入り込んだ所でリモール。
ゴールライン目前でボールSH白鳥キャプテンがサイドを走れば、15番・小林利仁選手へラストパス。
2トライ目を決めた。
その4分後には、キックカウンターから一気に攻撃を仕掛けた昌平。
11番・堀内選手が再びボールを手にすれば、3トライ目。
前半終了間際には開志国際に大外でのトライを許したが、12点のリードで前半を折り返した。
流れを掴み切りたい昌平は、後半開始早々に14番・山口廉太選手がゴール中央に飛び込んだトライを皮切りに4連続トライ。
うち3トライのスコアラーは、1年時に花園を経験している14番・山口選手とスーパーエースが務めを果たす。
また逆ウイングの堀内選手は2年生ながら、地に足のついたプレーでチームを牽引。特にディフェンス局面でのハードワークが光った。
リザーブメンバーを投入したラストクオーターはなかなか好機を演出できなかった昌平だが、それでもしっかりと要所を締めればノーサイド。
前半3トライ、後半4トライ。
計7トライ4ゴール、43得点を奪って、見事1回戦を突破した。
続く2回戦の相手は、Bシード・天理。
Bシードの中でも最も強いのではないかと噂される天理だが、白鳥キャプテンの脳内には勝ち切るプランがある。
「開志国際さんと同じく、低いタックルや強いフィジカルが武器のチーム。自分たちも低いタックルとかたい攻めで試合に入りたい。そして自分たちの持ち味であるFWのモール、バックスのスピードを生かしたプレーで年越しを目指して頑張りたいです」
昌平初の花園年越しに向け、舞台は整った。
白鳥蓮キャプテン コメント
花園の第1グラウンドで試合ができたことが嬉しかった。
今日は自分たちの課題でもある、序盤にこだわった。開志国際さんの留学生をしっかりと止めた上で、かたく入ろうとプランを立て、そこが上手くいったので良かった。
また相手のスペースがあったら攻める、とシンプルにアタックするマインドで挑んだ。
昨日、ミーティングで出たキーワードは『連携からの圧倒』。目標スコアとして60-10を掲げていたが、後半からリザーブメンバーが入ってきたところから連携でズレが生じたこともあって、点数が伸びなかった。
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