報徳学園、Bシード・目黒学院にダブルスコアでの勝利。FW勝負を示したキャプテンの背中|第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会

試合概要

第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 2回戦

【対戦カード】
目黒学院高等学校 12-28 報徳学園高等学校

【日時】
2024年12月30日(土)12:00キックオフ

【場所】
花園ラグビー場 第3グラウンド

試合結果

目黒学院:白ジャージー、報徳学園:黒ジャージー

夏は同点引き分けだった両チームの一戦。

東のBシード・目黒学院に、西のノーシード・報徳学園が挑んだ。

試合は思わぬ点差がついた。

最初に勢いを掴んだのは報徳学園。

前半3分、ラインアウトモールから持ち出した7番・山口鉄心選手がトライを決め先制すると、続く9分にはキックカウンターから14番・長一輝選手がトライ。

25分にはスクラムからのサインプレーで11番・村田一眞選手が、27分にもラインアウトから繋ぎ最後は11番・村田選手が抜けてトライ。

身長176cm、体重90kg。パワーとスピードを兼ね備えるパワフルなウインガーが連続トライを決め、引き離した。

4つのコンバージョンゴールを全て沈めるは、15番・タウファテビタ悦幸選手。

報徳学園の28点リードで前半を折り返した。

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後半は一転、膠着状態が続く。

互いのディフェンスが冴え、仕留め切れない時間が訪れる。

後がない目黒学院の反撃は後半24分。

No.8ロケティ・ブルースネオル選手がラックから持ち出しトライを決めると、その5分後にもラインアウトモールから6番・阿部史門選手がグラウンディング。

連続トライで反撃の狼煙をあげたが、しかしそこまで。

報徳学園がBシード・目黒学院を28-12で下し、3回戦へと駒を進めた。

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報徳学園コメント

西條裕朗監督

後半2本取られた所は次への課題。

だが前半の入り、相手が初戦でかたいうちに4本取れて良かった。ディフェンスでも下に入れたので、イメージどおり。

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7番・山口鉄心選手

すごく良い外国人選手がいることは分かっていた。そういう人たちに簡単に抜かれないようにディフェンスの練習をしてきたので、それが発揮できて良かった。(ベンチから泉ヘッドコーチが「ロケティ!」と声を出していたので)来るぞ!という準備ができた。

試合前には、西本龍太キャプテンが「FW勝負」と伝えてくれていた。龍太くんが体を張って示してくれたので、僕たちもその背中についていってディフェンスができたかなと思う。

昨年は1月1日で敗れている。まずは昨年の成績を超えたい。1月1日に勝ち切れるように頑張る。

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