昌平、天理に敗れ花園年越しならず。天理は常翔学園との3回戦へ|第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会

天理コメント

王子拓也監督

昌平さんとは試合をしたことがなく、全国選抜大会や埼玉県予選での映像を見ながら分析した。強い、難しい相手だなと思っていた。

ーーモールでトライが取り切れなかった

完全に力負けしてしまった。昌平さんの強みがFWと分かっている中で、モールで取り切れなかったことは次戦への課題。

ーー3回戦・常翔学園戦に向けて

伝統ある常翔学園さんと、1月1日に花園で試合ができるということはすごく光栄なこと。天理らしいラグビーができるようにしっかりと準備をしていきたい。

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昌平コメント

船戸彰監督

悔しい。もっとやりたかった。今年の3年生たちと、もっとラグビーがしたかった。

チャンスはあった、どっちに転がってもおかしくない試合だった。でも転がってこなかった。

ーーこれからの昌平が2回戦の壁を超えるために必要なことは

今年のチームを基準として、最低限こういうチームを作っていかないといけないことがベース。でないと壁は超えられない。花園に出ること、埼玉県でどうこう、ではなく。もっと外を見て、もっとラグビーを知って、もっとやらなければいけない。

ーー花園期間中は、御所実業で練習をしていた

天理さんがこういうことをしてくるだろう、というプレーは全部御所さんに教えてもらった。教わったプレー、モールは全部できた。シンプルに誇らしいです。

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白鳥蓮キャプテン

前半最初に足首を痛めてしまい、途中交代。最後まで出たかった。残り6分の時に(21番・佐藤)弘隆の姿が見えてから絶対に代わりたくないと思っていた。グラウンドを出てからもしっかりと声を出して、モールなどコントロールできたかなと思う。

ーー天理戦に向けての準備は

ディフェンスを落とし込んできた。だが天理さんに、自分たちのディフェンスを超えるアタックをされてしまった。

ーー未来の昌平が花園年越しを叶えるために必要なこととは

負けない気持ちが一番大事だと感じた。点差が開いたとしても、自分たちが勝っている部分があると思うことで強気なプレーもできるようになる。

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8番・伊藤優悟選手

チームとしてずっと、御所実業の方々に手伝ってもらって、今までで一番良いモールがこの試合で出せた。モールでトライを取り切ることはできなかったが、固まってみんなで話し合って、ベストのモールが組めたと思う。未来の昌平のために、良い姿を見せることができた。

父や叔父が花園2回戦敗退だったので、僕が花園年越しの景色を見せたかった。でも昌平に来て後悔はない。みんなと楽しくコミュニケーションを取らせてもらって、本当に悔いはないです。最高のチームでした。

ーーモールディフェンスも素晴らしかった

花園期間中はずっと御所さんで練習させてもらっていた。天理さんのことも教えてもらって、いっぱい仲間と話し合う中で自分たちでも対策方法を考えることができた。それをやったら、天理の強みであるモールでトライされることはなかった。そこは本当に嬉しい。

ーー未来の昌平に託すことは

一番大切にして欲しいのは仲間とのコミュニケーション。私生活のことでも、ラグビーのことでも、もっと素直に話せる仲間だったら連携はもっと強くなる。

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