試合概要
第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会 3回戦
【対戦カード】
常翔学園高等学校 17-10 天理高等学校
【日時】
2025年1月1日(水)14:45キックオフ
【場所】
花園ラグビー場 第1グラウンド
試合結果
ともに関西の伝統校。
元日の第1グラウンド最終戦には、多くの観客が詰めかけた。
先制したのは天理。前半1分、14番・坂田弦太郎選手のトライで幕を開けた。
対する常翔学園は、前半終了間際に9番・元橋直海選手、11番・正脇俊輔選手が立て続けにトライを決め、流れを掴んだまま前半を12-5で折り返す。
後半の先制も天理だった。
5分、2番・稲塚潤選手がグラウンディングすれば12-10。まずは1プレーで逆転可能な点差に詰めた。
しかし2大会ぶりの花園出場である常翔学園、気持ちで負けない。13番・園田攻晴選手が引き離すトライを決めれば、17-10。
絶体絶命の天理は、最後のキックオフから猛攻を仕掛けたものの、しかしゴールラインに届くことなく試合終了の笛は鳴る。
17-10、常翔学園が準々決勝へと駒を進めた。
常翔学園
白木繁之監督
高校ラグビーで終わりではない。基礎、基本を大事にして、大学・社会人でラグビーをやっていけるよう、荒川先生(故・荒川博司氏)の時から行っているので引き継いでいきたい。
キャプテンがよくまとめてくれているので、1つになってやっていこうと。今日も涙が出るぐらいいい試合だった。
ーー花園で天理に勝つのが初めて
(白木監督の)2つ上の先輩も花園で負けているので、初めて勝利をした。
井本章介キャプテン
ーー攻め込んでいた時にスクラムを選択していることが多かった。なにか狙いがあったのか
点差も点差だった。ショット(PG)を選択しても逆転されることもあるので、常翔らしくスクラムで攻めようと。攻めてトライを決めた結果が、今回の勝利のきっかけかと思う。
ーー常翔のスクラムはただパワーだけではないと思う
(自身のポジションが)フロントローではないので分からないが、3番の佐々木(大斗選手)や1番の荒玉(龍之介選手)などが昨年からスクラムに力を入れて練習してきた。仲間にしかない武器や仲間にしかできない技術がたくさんあると思う。スクラムをコントロールしてくれているおかげで、BKがきれいに動けるので感謝している。
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