大分東明コメント
石川波潤キャプテン
声を出さないといけないのは自分。自分のプレイでも前に出ないといけないので、今まで以上に声をずっと出し続けました。
ーー去年は逆転トライをされ、3回戦敗退。1年間どう過ごしてきたのか
昨年とは比にならないぐらいの練習とフィジカルを鍛えてきた。プラスして、プロの試合から横山先生が取り入れてくれる技術面の練習もしている。練習内容は難しいことばかりで基準も高いが、それを選手たちがやろうとする姿勢が、今日の勝因につながったかと思う。
ーー2回戦・高鍋との試合が同点で終了した後、何をチームで話して、どう準備して今日挑んだのか
くじを引いた時は、次回出場ありと書いてありホッとした。だがその中でも、なぜこんな試合をしてしまったのだろうという反省の気持ちもあった。
もし2回戦で終わっていたら、自分が3年間積み上げてきたものが崩れちゃうなと。本当に悔しくて悔しくて。でもチャンスを頂けたので、もう一回このチームで上を目指したいと思った。練習でもミーティングでも自分が率先して、こうしたら良いなど話をした。色んなオプションを考えて、チームに共有をした。気持ちも意識もチームが変わっていったのが、昨日の練習で分かった。
ーー初のベスト8。ここから先は歩んだことのない道。どう挑んでいくか
自分はサポートする役。キャプテンながらプレーは周りに劣るが、今日の試合で泥くさいプレーはできた。周りを信じてサポートしていきたい。
國學院久我山コメント
土屋謙太郎監督
ーー今日の試合展開について
ひよっていたわけではないと思うが、前半、アタックもディフェンスも細かいエラーが出てしまった。ちゃんとやり切る精度が足りなかったこともあり、修正するのに時間がかかってしまい、自分たちの流れでできなかったというのが正直な気持ち。
ーーセットプレーはどうか
セットプレーで負けているという印象はない。が、その前のフェーズのところ。ブレイクダウンを含めてトータルです。お互いが仕掛けるところで、こちらが仕掛けるところの攻防でエラーが多かった印象。抜かれてはいけないところで抜かれているのが多かったというのが正直なところかと。エラーをしていたら次の攻撃ができないところは計算外だった。フェーズを重ねて粘られてのエラーではなく、最初の接点のところのエラー。そこはきつかった。
ーー来年以降どのようなエッセンスを入れたいか
下級生にも登録メンバーは多いので、今年のベースを引き継ぐことは間違いない。いずれにしてもコンタクトやブレイクダウンのところ、本質的なところです。
ただ今の3年生より2年生のほうがサイズ的にボリュームが出てくる。花園前には、Bチームが一生懸命練習をやってくれた。Bチームの精度も上がってきている。それでもスーパーな子がいるわけではないので、チームとしてのベースをしっかりと上げながら、細かなところを含めてカバーできるようなチームを作っていきたい。
齋藤航キャプテン
ーー今の率直な感想は
素直に悔しい。1対1のところで相手の方が勝っていた。前に来られても負けてしまった。
今日の試合でフォーカスしたのは接点というワード。準備をして挑んだが、前半特に前に出られなかった。そこで一歩引いてしまい、こだわりきれなかった。
後半、自分たちの形で意地でもトライ取ろうと決めて最後スクラムを組んだので、そこは良かったと思う。
5番・吉澤輝選手
ーースクラムやモールで圧倒することはできなかった
スクラムは、ヒットの部分で自分たちが上にあがってしまい、押すことができなかった。これまでも同様のことはあったが、最近は真っ直ぐ押すことができていた。ただ今日は強い押しがあまりできなかった。
ーー後半にスクラムでペナルティーを取られた
自分たちが今までやってきたスクラムが崩れてしまい、上手くいかなかった。チームとしてもスクラムに自信があったので、上手くいかなかったことのショックが大きい。
ーーターンオーバーされたモールもあった
上から外国人選手が絡んできて、一人ひとりのコネクトの部分でボールが上手く供給ができずに崩されてしまった。
ーー今日國學院久我山が挙げた2トライは、ともに2年生がスコアラーとなった
まずは楽しんで、自分の強みをしっかり出して戦うと自分の中で決めていた。その部分では2年生が得点に絡めたのは良かったと思う。
ーー来年に向けて
個々のコンタクトの課題がみつかったので、一人ひとりのスキルを磨いていきたい。
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