オーストラリア遠征中のU23日本代表は4月15日(火)、オーストラリアのクラブチーム・ランドウィックと対戦し、31-36で敗戦。これで今ツアーを1勝2敗の戦績で終えた。
試合内容
前半10分:7-0
先制トライは日本。
前半10分、ゴール前でのラックから10番・野中健吾選手(早稲田大学4年)がボールを受け取ると、ワンテンポ溜めてからパスを放る。
走り込んだのは13番・李智寿選手(朝鮮大学3年)。
ゴール中央にトライを決めた。
前半13分:7-7
対するランドウィックの反撃は前半13分。
リスタートキックオフから自陣でのプレーを許し、素早い球出しでディフェンスラインを乱されれば右端で被トライ。
7-7。
前半33分:7-12
スクラムで優位に立つはランドウィック。
スクラムでアドバンテージを得ると、オープンサイドへ攻撃を展開され左隅へトライを許し7-12。
前半40分:7-19
スクラムで後手を踏む日本。
スクラムペナルティを取られれば自陣深くでのラインアウトからモールを決められ、失点。
7-19と日本の12点ビハインドで前半を折り返した。
後半5分:12-19
日本の反撃は後半5分。
敵陣5mでのラインアウトモールからHO清水健伸キャプテン(早稲田大学3年)が押し込むと、2トライ目。
12番・平翔太選手(明治大学4年)のコンバージョンゴールは外れ、12-19。7点差に迫った。
後半9分:12-26
勢いに乗りたい日本だったが、左サイドで走られ失点。
12-26と、この日最大となる2トライ・2ゴール差がついた。
後半17分:19-26
後半の終盤に流れを掴むは日本。
ラインアウトから順に球を繋ぎ、最後は11番・白井瑛人選手(明治大学2年)がトライ。
平選手がコンバージョンゴールも沈め、19-26。
後半19分:26-26
続くトライも日本。
キックオフキャッチからボールを繋ぐと、右サイドでラインブレイク。
最後は15番・竹之下仁吾選手(明治大学3年)から交替で入った20番・小林典大選手(関西学院大学4年)へのパスが繋がれば、トライ。
コンバージョンゴールも成功し、26-26。同点に追いついた。
後半26分:31-26
一気に形勢逆転へ。
FL中森真翔選手(筑波大学2年)の好ランなどから陣地を進めると、ペナルティを獲得。敵陣5mからのラインアウト機会を獲得した。
HO清水キャプテンが投げ入れ、6番・石橋チューカ選手(京都産業大学3年)がキャッチしモールを組めば、確立された日本のトライシーンを演出し逆転に成功する。
コンバージョンゴールは外れ、31-26と5点のリードを得た。
後半27分:31-31
リスタートキックオフでのキャッチ時にミスが生じると、こぼれたボールをそのままトライに結び付けられる。
31-31、試合は振り出しに戻った。
後半ロスタイム:31-36
試合終了間際、猛攻を仕掛けた日本。
ゴール前でペナルティを得ると、ペナルティゴールを選択。しかしここは外れ、逆転ならず。
相手がタップからリスタートしようとしたところ、前にこぼしたボールをFL石橋選手が確保。そこから落着きながらも激しい、ゴール前でのフェーズアタックへと移行した。
だがトライライン目前、ラックからの球出しを受けようとしたHO清水キャプテンがノックオン。
既に試合終了を告げる合図は鳴っていたが、ランドウィックは攻撃を続けた。
最後はオープンサイドへのクロスキックが繋がり、サヨナラ逆転トライ。
31-36。
U23日本代表は悔しい敗戦となった。