昌平が2連覇&今季3冠目「昨年の全国7位を超えたい」慶應志木は元7人制日本代表から指導を受け4年ぶりの決勝進出|令和7年度 第12回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会 埼玉県予選

第12回全国高校ラグビー7人制大会埼玉県予選・決勝トーナメントが6月22日(日)、熊谷ラグビー場Cグラウンドで行われ、昌平高校が2年連続4回目の優勝を果たした。

昌平は、7月に長野県上田市・菅平高原で行われる全国大会に、埼玉県代表として出場する。

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準々決勝

昌平 31-7 深谷

オープニングマッチは、昨年の決勝カード。

オープニングトライを飾ったのは深谷だった。

キックオフから攻撃権を得ると、流れるようにボールを繋ぐ。

トライライン前で2連続ペナルティを奪えば、ペナルティトライが与えられ、0-7と深谷が先制した。

しかしそこから立ち直したのが、ディフェンディングチャンピオンの昌平。

ブレイクダウンでオフサイドを誘えばタップキックからリスタート。

前半終了間際にも1トライを重ね、12-7と昌平が逆転して折り返した。

後半も昌平の攻撃は止まらない。

ワイドにボールを動かし奪ったトライに、パワーでゲインラインを突破したことから生まれたトライもあった。

後半3本のトライを積み重ねた昌平。

31-7で準決勝へと駒を進めた。

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熊谷 22-28 本庄第一

先制したのは本庄第一。

キックオフボールをキャッチすると、パスすると見せかけそのまま独走トライ。

ノーホイッスル&1ボールキャリアートライで幕開けした。

しかしそれからは取っては取られてのシーソーゲーム。

熊谷がグラウンド中央部で強い縦突破を挟みながら前に出れば、最後は大外へ振ってトライ。

その後、互いに1トライずつを取って前半を終了。コンバージョンゴール成功数の差で、10-14と本庄第一がリードして折り返した。

後半最初のトライは熊谷。

15-14と逆転に成功するも、しかしすぐさま本庄第一に2連続トライを許す。

熊谷は後半終盤にトライを取り返したが、しかし続くキックオフがダイレクトタッチとなってしまい反撃叶わず。

最終スコアは22-28。

コンバージョンゴールをすべて成功させた本庄第一。

コンバージョンゴールが3本、入らなかった熊谷。

同トライ数ながら、コンバージョンゴール差で本庄第一が勝ち進んだ。

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熊谷工業 10-12 慶應志木

互いのディフェンスが光り、スコアレスの時間が長く続いた一戦。

ようやくのファーストトライは前半終了間際。

裏へのキックを執念で繋いだ熊谷工業が、5点を先制した。

後半はしかし、慶應志木が勢いを掴む。

スクラムからオープンサイドに開き取り切ったトライに、敵陣での連続ペナルティから押し込んだトライ。

うち1本のコンバージョンゴールを成功させれば、5-12と慶應志木がリードを奪った。

一方熊谷工業は、後半終了間際に相手のペナルティから勢いよく攻撃を続け、トライを取り切ったが、しかしタッチライン際でのトライ。

難しい位置からのコンバージョンゴールは残念ながら不成功。

10-12、慶應志木が接戦を制した。

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浦和 0-26 川越東

2年前の同大会優勝経験を有する川越東。

がっぷりと構えた、スローな試合展開で主導権を握る。

自陣トライライン目前でのディフェンスでボールを奪い返すと、右外で独走トライ。

前半終了間際にもトライを奪い、0-14と川越東がリードして前半を折り返した。

後半も優勢だったのは川越東。

マイボールスクラムから順に、逆サイドへとボールを運んだ美しいトライも生まれた。

後半も2トライを決めた川越東が、0-26と浦和を完封し準決勝に進出した。

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