準決勝
昌平 33-17 本庄第一
試合序盤の勢いを掴んだのは、本庄第一だった。
2連続トライで12点を先制。
あわや3連続トライかというところまで攻め込んだが、しかしトライライン目前で昌平にボールを奪われてしまい、追加得点ならず。
ボールを奪い取ったのは、昌平・宮本和弥セブンズチームキャプテンだった。
するとそのまま、陣地を大きく返す。
最後は大外にいた堀内久真選手がトライ。
7-12と、昌平が反撃に出た。
ここから勢いを掴んで攻撃に転じたい昌平だったが、しかしゴール前でペナルティの判定を受け、イエローカードが提示される。
数的有利を生かした本庄第一がそのままトライを取り切れば、7-17。
本庄第一が10点をリードして前半を折り返した。
後半は、しかし前半とは大きく異なる展開に。
カウンターラックから繋いだノーホイッスルトライを皮切りに、4連続トライを決めたのは昌平。
対する本庄第一は不行跡によるイエローカードなど、後半は後手にまわった。
昨年、全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会で全国ベスト8入りを果たしたチームは『ここぞの勝負所』を知り得ていた。
試合終わってみれば、33-17。
後半は本庄第一をノースコアに抑えた昌平が、決勝へと駒を進めた。
慶應志木 28-21 川越東
先制したのは川越東。
慶應志木にトライライン目前まで攻め込まれたが、しかし相手のパスの軌道の先に構えていたのは川越東だった。
インターセプトし、そこからおよそ90mを走り切る。
0-7と川越東がリードを奪った。
しかしすぐにトライを奪い返した慶應志木。
キックオフから勢いをもったアタックで2連続トライ。
14-7と慶應志木が逆転に成功し、前半を終了した。
後半も、決めきりたい場面でトライを取り切ったのは慶應志木だった。
後半最初のトライを決めたのは慶應志木。
14点差を追いかける川越東は、2連続トライで同点に追いついたが、しかし試合終了間際のサヨナラトライを決め切ったのはまたしても慶應志木だった。
28-21。
慶應志木が、見事4年ぶりとなる決勝進出を果たした。