8月1日に長野県上田市菅平高原・アンダーアーマー菅平サニアパークで開幕した、KOBELCO CUP 2025第21回全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会。
2022年以来の優勝を目指すU17九州ブロックは、大会1日目に予選リーグCブロックを戦うと、北信越ブロックを相手に24-7、北海道ブロックを相手に41-0で勝利し、見事2連勝。
大会最終日の決勝リーグ・カップ戦へと駒を進めた。
U17九州ブロックのキャプテンを務めるは、東福岡高校2年の川添丈選手。
「練習中に喋る方ではありました。前に立って、チームを引っ張ることに対するやりにくさは感じません」というが、これが自身初めての主将職。
初めて味わう責任とともに、インサイドセンターを務める。
交替後はウォーターとしてプレイスキッカーを支えた川添キャプテン
スローガンは、昨年から引き続き『ライトニングスピード』。電光石火のプレーを目指すゆえ、どうしたってミスが生じることは宿命。
「このチームであんまり練習もできていません。だから仲間には『ミスは必ずある。ミスした後、全員でカバーし合おう』『ミスしたら、ディフェンスでボールを取り返そう』と伝えていました」
その最たるシーンは、2試合目の北海道ブロック戦。
敵陣深くまでボールを進めたが、ノックフォワード。するとその後組まれた相手ボールスクラムからの球出しにプレッシャーを掛け、ゲインラインを切らせず守り切った。
「横との繋がりが、だんだん強くなってきた」と、川添キャプテンは自信を持った。
大会最終日。
日本一を掴むために、必要なこととは。
「今日よりもっと全員が体を張ること。ミスをした時には、全員で速いリアクションをすること。切り替えて次のプレーに集中していきたいと思います」
強くて重いFWが前を固め、速いランナーが駆け上がるU17九州ブロックのラグビーを、満喫したい。