64-10。國學院栃木が筑紫を後半引き離す|菅平合宿2025

全国から高校ラグビー部が集う、夏の菅平高原。

8月8日(金)午後には、國學院栃木高校(栃木県)が筑紫高校(福岡県)と25分×2本で対戦。國學院栃木が10トライ、筑紫が2トライを奪い、國學院栃木が勝利を収めた。

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國學院栃木のキックオフで始まった一戦。
だがそのボールはダイレクトタッチに。センタースクラムから再開した筑紫は、右サイドへ開き、当て、フェーズを重ねる。
接点で前に出る筑紫。だが國學院栃木がディフェンスで耐え、ノックフォワードを誘った。
ファーストトライは國學院栃木。
敵陣でのマイボールラインアウトから、一発で仕留める。
パスでディフェンスを振り切り、ラインアウトの逆サイドへ素早く運べばトライ。デザインされたアタックで取り切れる國學院栃木の、強さと上手さが光った。
対する筑紫は、敵陣22m内に入るとFWにこだわる。最後はゴール前でリモールを組み、押し切ってトライを決めた。
5-5の同点に戻す。
國學院栃木は、続く攻撃から福田恒秀道キャプテンがラインブレイク。チャンスを掴むと、敵陣深くでのスクラムから当て、中央に飛び込んだ。
コンバージョンゴールも成功し、12-5。
筑紫も負けじと、キックオフから敵陣深くへと侵入する。スクラムで好機を掴めばトライ。
12-10、筑紫も追いすがる。
2点差に詰められた國學院栃木は、前半のラストアタックで取り切った。
セットピースからの逆サイドを、必ず決定機に変える國學院栃木。19-10でハーフタイムを迎えた。

國學院栃木はピンク色の、新しい練習試合用ジャージーを着用した
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取っては取られて、の展開だった前半。
しかし後半は一転して、ワンサイドゲームとなる。
左右にボールを振り、当て、前に出る國學院栃木。筑紫もタックルで刺さるが、國學院栃木のアタックが上回る。
キックでエリアを稼ぎ、アタックを継続し、ディフェンスでボールを奪い返せば、バックスはトライまで結びつける。
強さ。なにより、丁寧さ。
國學院栃木の、基礎力の高さが発揮された。
キックオフレシーブからのノーホイッスルトライに、キックチャージからオフロードでテンポよくボールを繋いだトライ。
ラインアウトから見せたムーブに、ラインアウトモールをトライまで結び付けたフォワード力。
後半はなんと國學院栃木が7トライを奪い、守ってはゼロ封。
64-10で、國學院栃木が勝利を収めた。
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