リーグ戦1部
大東文化大学
監督:酒井宏之
主将:伊藤和樹(4年、SO/FB)
◆スローガン
『NEXT』
グラウンド内外共に、昨年度を越えて次のステージに突き進むイメージ
◆チームの雰囲気
なかなか試合での結果は出ていないが、伊藤主将を中心に良くまとまっている。リーグ戦で力を発揮する準備は整いつつある。
◆ここだけは負けない!というポイント
伝統的にチームの明るさとノリはどこにも負けない。昨年よりも攻守の切り替えが早く、トライを取りきれるスピードある選手が多い。
Captain’s Voice
伊藤和樹選手(4年、SO/FB)
チャンピオンとして追いかけられる立場で迎えるこの秋ですが、自分としては変わらずチャレンジャーの気持ちを大切にしています。優勝を経験したからといって高望みしすぎると足元をすくわれる。だからこそ、一戦一戦を大事に、あくまで挑戦者として戦い続けたいと思っています。もちろんチャンピオンとしての誇りを持つことも大事ですが、根本は一つひとつのプレーを丁寧に積み重ねること。それができて初めて勝ちにつながり、気づけば連覇という結果がついてくるものだと思います。
去年はケガで長く試合に出られず、4年になってようやく戻ってきました。久しぶりの緊張感の中で迎えた春は、結果こそ満足できませんでしたが、自分たちのラグビーをやり切ることを目標にチャレンジしました。
秋になれば多くの相手が自分たちを目標に挑んでくるはずです。その中でも一つひとつ丁寧に戦うことでミスを減らし、勝利を積み重ねていきたいです。
注目プレイヤー
橋本颯太選手(4年生、CTB)
力強いボールキャリーに鉄壁のディフェンス。大東文化大学の守備を支えるのが、最終学年を迎えた橋本颯太選手だ。
持ち味の堅実なディフェンスに加え、今季は「アタックでも上を目指す」と強い意欲を示す。ボールを持てば確実に前へ出る、その積極性がプレーに厚みを加えた。
「ディフェンスだけでは対抗戦の強豪には通用しない。だからアタックも磨いていきたい」と意図を語る橋本選手。接点の強さは評価が高く、春季大会でも鋭い突破でチームに勢いをもたらした。
今年の大東文化には、昨年までのような突出したインパクトプレーヤーが不在。その分「全員が走り、全員が気持ちでワークレートを上げている」とチーム全体で力を補い合う。橋本選手も「自分がその穴を埋める存在になりたい」と決意をにじませる。
吉岡聖太選手(1年、WTB)
「決定力が高い」と仲間からの信頼を得るのは、1年生ウインガー。大東文化大学の新戦力として注目を集める。
昨年は大けがを負い、高校最後の年を不完全燃焼で終えたが、大学では「ラグビーを楽しみたい」と純粋な思いを胸に飛び込んだ。入学当初から、緊張感よりもプレーできる喜びが勝る。
「ダイトーは盛り上がるチーム。先輩方も優しくて、本当に楽しさしかない」と笑った。
プレーでは持ち前のスピードを武器にしながらも、「ボールを持つと前しか見られなくなる」と自身の課題を冷静に受け止める。周囲の声を生かし、視野を広げることでアタックを進化させたい。また「受けるタックルではなく、刺さるディフェンスでチームを盛り上げたい」と、守備面での成長にも強い意欲を示した。
東洋大学
監督:福永昇三
主将:ステファン・ヴァハフォラウ(4年、FL/No.8)
◆スローガン
『Navy warriors』
チームプライオリティを意識した戦士になること
◆チームの雰囲気
リーダーを中心に高強度のトレーニングを続けることができています。
◆ここだけは負けない!というポイント
チームワーク
Captain’s Voice
ステファン・ヴァハフォラウ(4年、FL/No.8)
みんなが動いてくれ、自分にもフォーカスできる環境で、非常に良い雰囲気。
昨年と比較し、チームの一体感が増し、組織としても成長しています。
福永監督とは監督とキャプテンであり、先輩と後輩という感じもあり、監督が何も言わなくても、考えていることをお互いに理解できていると思います。
注目プレイヤー
森山海宇オスティン選手(4年生、FL/No.8)
「1人でチームを引っ張っていける」と仲間から評価を受けるのは、森山海宇オスティン選手。この春、U23日本代表、そしてJAPAN XVを経験し、大きな手応えをつかんだ。
特に変化をもたらしたのは、JAPAN XVとして活動した日々。以前は自分のプレーにまっしぐらだったが、周囲を動かす視野を持ち、リーダーシップを有することの重要性を実感した。
「試合中、味方へ指示を出す余裕が生まれました」
大学に戻ってからは、練習やウエイトトレーニング中など苦しい場面でも率先して声を出し、チームを鼓舞する日々だ。
また、フィジカル強化とともに「確実なスキルを落とし込む」ことも今年は重視。無理なオフロードに頼らず、呼吸を合わせたプレーでチームを前進させる姿勢を徹底している。
「今年は4年生が主力。自分がリーダーシップを示し、チームを引き上げたい」と決意を語る森山選手。言葉通り、秋の舞台で東洋を支える大きな柱となるか。
東海大学
GM兼監督:木村季由
主将:薄田周希(4年、FL/No.8)
◆スローガン
『勝心(しょうしん)』
「すべての相手に勝つ」という強い意志を込めました。日々の練習やトレーニングのあらゆる場面において勝利を追求し、さらに生活の一瞬一瞬をも勝利につながるものと捉え、日常を過ごしていく決意を表しています。
個人としては、自らに立ちはだかる壁を一つひとつ乗り越えていくことが不可欠です。また、チームとしては、リーグ戦王者の奪還および大学選手権優勝という目標の達成に向け、これまで成し遂げ得なかった壁に対して、果敢かつアグレッシブに挑戦する姿勢が必要であると考えています。
◆チームの雰囲気
最上級生がまとまろうとする気持ちを大切にし、学年の隔たりが少ない、良好な雰囲気を持つチーム。
◆ここだけは負けない!というポイント
FWで勝負をつけ、BKで点差をつける。常に安定したセットプレーでの圧倒を目指し、コンタクトプレーで絶対に引かず、ゲインライン勝負で勝つというチームコンセプト。昨年度以上にチームストラクチャーの理解度が高い。
Captain’s Voice
薄田周希選手(4年、FL/No.8)
4年生になり、学生最後のシーズンを迎えます。東海大学に入学した頃は、大学トップレベルを維持していましたが、徐々に対抗戦・関西勢に勝てなくなってきた現実もありました。
だからこそ、今年は本当に『秋に勝つため』に春と夏を過ごしてきました。例年なら春、対抗戦を相手にした試合で結果を求めていましたが、今年は徹底して秋に勝ち切ることにフォーカスしてやってきました。
これが自分にとって学生ラストシーズン、集大成になります。まずは絶対にリーグ戦を優勝し、その勢いで大学選手権に挑みたい。リーグ戦のチームが大学選手権で優勝したら、大学ラグビーはもっと面白くなると思うんです。だから、ほんまに気合いで行ったります。
気を抜ける試合は一つもありませんが、だからこそ全力で挑み、リーグ戦王者を奪い返したいです。
チームが選ぶ注目選手
小栁竜晟選手(4年、プロップ)
スクラムの強さに注目しています。(薄田キャプテン)
コンラッド・セブンスター選手(3年生、CTB/FB)
チームの攻守に最も影響力のある選手。(木村監督)

流通経済大学
監督:池英基(チ・ヨンギ)
主将:福田拓人(4年、LO/FL)
◆スローガン
『信越(己とチームを信じて、過去の流経を超える)』
キャプテンを始めリーダー陣から、これまでの成績を超え新しい流経をつくる。その思いで設定しました。
◆チームの雰囲気
今年のチームは全体的な雰囲気もよく、お互いを鼓舞し合いながら。日々取り組めている。元気なチーム。
◆ここだけは負けない!というポイント
セットプレイとラインブレイク力、チーム力
Captain’s Voice
福田拓人選手(4年、LO/FL)
僕たちの代でこれまでの戦績を超えたいという思いを込めて、今年のスローガンを『信越(しんえつ)』としました。
これは4年生全員で話し合って生まれた言葉で、『信じて超える』という意味です。過去を乗り越えていくためには、まず自分たちを信じることが必要だと考えました。
だから信じて、そして超える。その二つを繋げて『信越』です。
その思いをどう表現するか。僕たちは流経らしくダイナミックに戦うことで示していきたいと思います。アタックもディフェンスも激しく、力強く、グラウンドで体現する。練習で積み上げてきたことを信じ、仲間を信じ、その先に過去を超えていきたいと思います。
最後の秋、キャプテンとしての責任は大きいですが、信越という言葉を胸に全員で挑んでいきます。
チームが選ぶ注目選手
加藤アディナン選手(3年生、WTB)
足の速さ、フィジカルが今年に入ってからすごく伸びているからです。(福田キャプテン)
力強いラン、アタック(池監督)
ティシレリロケティ選手(4年、No.8)
フィジカル、コンタクト(池監督)
佐藤椋介選手(2年、FL)
ハードワーク、コンタクト(池監督)
法政大学
監督:新宮孝行
主将:北川拓来(4年、FB)
◆スローガン
『Same Page』
全部員が同じ方向で進む
◆チームの雰囲気
雰囲気は良いと思う
◆ここだけは負けない!というポイント
テンポ
Captain’s Voice
田中大誠選手(4年、CTB/FB)
今年は北川拓来がクラブキャプテン、僕はグラウンドでみんなを引っ張る存在として、ゲームキャプテンの役割を担っています。
今シーズンは特にブレイクダウンを強化してきました。リーグ戦の相手は激しく強いので、そこで勝てるかどうかがチームの命運を分けると考えています。
練習環境も昨年から変わりました。朝練習を水曜と金曜に追加し、授業が終わった後も自主的に集まって練習するようになったことで、練習回数は週に2回増えました。コーチが常にいてくれるようになったことも大きく、全員で同じ方向を向いて積み重ねる意識が浸透してきたと感じます。
全員がつながりを大切にし、同じ方向を向いて進むために選んだスローガンが『Same Page』です。最終的な目標はリーグ戦優勝、そして国立の舞台に立つこと。そのために自分が先頭に立ち、全員で前に進んでいきます。
注目プレイヤー
三浦幹太選手(3年生、LO/FL)
法政大学の屋台骨を支えるロック兼フランカー、三浦幹太選手。1年時からAチームに名を連ねた逸材。2年春には手首を骨折する試練も乗り越え、欠かせぬプレイヤーとなった。
持ち味はスピードとランスキル。「そこは自信を持っている」と言い切る一方で、「ブレイクダウン周りの強さはまだ足りない」と課題を明確にする。体づくりのため、と食事を1日5回に増やした。
春季大会の最終・立正大学戦。この日、グラウンド上で最も輝いた選手であったものの「アタックは出せたけどタックルが足りなかった」と自己評価は厳しい。向上心の高さがにじむ。
ロックとフランカーをこなすユーティリティ性はチームに欠かせぬ存在感を放ち、ポジションの幅が広がる分だけ可能性も大きい。秋田中央高校時代に心に刻んだ四字熟語「乾坤一擲」。大勝負に出る覚悟を胸に、三浦選手はこの秋に挑む。
立正大学
監督:堀越正己
主将:井川桃大朗(4年、PR/HO)
◆スローガン
『バンド』
リーダー陣が主体的に決めました。
◆チームの雰囲気
春季大会を全勝する。という意気込みでスタートしましたが、1勝も出来ずに春を終えました。夏合宿で春に出た課題がどこまで克服できるかというところです。チームの雰囲気は悪くはありません。
◆ここだけは負けない!というポイント
ここだけは負けない。は現在強化中ですが、メンバー表の◯の数は負けない。と自負しております。昨年と違うところは野口HCを迎え入れ、ワイルドナイツから梶コーチを招聘出来たことが昨年との違いです。見どころはWTB4年のフルックスのスピードです。
Captain’s Voice
井川桃大朗選手(4年、PR/HO)
春はなかなか思うようにいかず苦しい時期もありましたが、夏を通して少しずつ手応えを積み重ねてきました。これまで自分たちでやりたいラグビーに挑戦してきた部分に、去年まで積み上げてきたキックでエリアを取る戦い方を組み合わせ、ようやく形になりつつあります。場面ごとに『これがはまればこうなるんだ』という感覚を掴めた夏になり、自信を積み重ねられたと思います。
この4年間、リーグ戦1部の舞台で先輩たちにプレーさせてもらい続けてきました。その歴史を次につなげたいという思いは強いですし、今年は攻撃も守備も手応えがあり、これまで以上にチャレンジできる年だと思っています。
立正大学としても、これまで届かなかった舞台にしっかり挑み、勝利を掴めると信じています。学生最後の秋、胸を張って戦い抜きたいです。
注目プレイヤー
舛尾緑選手(2年生、No.8)
「高いワークレートと強いフィジカルでチームに勢いを与えてくれる」とチームメイトからの信頼も厚い、舛尾緑選手。
2年生ながらハドルの中で自然と声を掛け、戦術面でも的確に仲間へ伝える姿は、チームに欠かせない存在となった。「言わなければいけないことがあれば、自分が伝える」と迷いなく言い切る姿には、早くもキャプテンシーが宿る。
試合では、前に出て体を張る。プレーでチームを牽引する。自らの役割を理解し、周囲の力を引き出す姿勢が光る。
「個人的な目標は特にないけれど、チームのために体を張って前に出られればいいかなと思っています」
常に優先するのはチームの勝利。その姿勢が周囲に伝播すれば、自ずと結果はついてくるはずだ。
日本大学
監督:稲田仁
主将:福田涼平(4年、SH)
◆スローガン
『Dominate』
この言葉には、「支配する」という意味があり、試合、マインド、寮生活、日常のすべてにおいて主導権を握り、圧倒する存在であるべきという意志が込められています。ノーサイドの笛が鳴るまで、全く隙を見せずに、常に相手を上回ることを体現することで、チームとしての成長と勝利を掴み取ります。そのために、日々の積み重ねと覚悟を持って「Dominate」を体現し続けます。
◆チームの雰囲気
チーム始動から新しいラグビーに取り組み、試行錯誤を繰り返しながら進んできました。春シーズンは思うような結果が出せず苦しみましたが、試合ごとにトライ&エラーを繰り返してきました。夏合宿では関西リーグ上位校と対戦し春から積み上げてきたラグビーをどこまで出せるかにチャレンジしました。良い時も、悪い時も挑戦を楽しみ、明るく前向きに取り組んいます。
◆ここだけは負けない!というポイント
春から重点的に取り組んできた、チームディフェンスです。
Captain’s Voice
福田涼平選手(4年、SH)
去年は失点が多かったので、今年はまずディフェンスにフォーカスして練習してきました。基礎のタックルから見直し、リロードの部分や、どれだけハードワークできるかということを映像や数値で徹底的に確認しながら練習してきました。誰が動いていないのかもはっきり見えるようになったので、言い訳ができない環境で危機感を持ってやれています。
ディフェンスの練習をするからこそ、相乗効果としてアタックの練習にもなる。双方で積み上げられたと思います。
昨季は紙一重のところで一部残留を果たしましたが、それは先輩たちが積み上げてくれた結果です。今年は自分たちらしく戦いたい。去年は去年で区切りをつけて、今年は今年のやり方でやっていきたいと考えています。
僕たちが今年こだわってきたのは『ディフェンス』です。秋のシーズンでは、その変化をぜひ見てほしいです。
チームが選ぶ注目選手
半田翔彰選手(3年生、CTB/FB)
昨シーズンはFBでリーグ戦全試合に出場しましたが、今シーズンはCTBに挑戦中で、持ち前のパワフルなラン、ボールキャリーでチームを引っ張ってくれることを期待しています。
尾形仁選手(1年生、FL)
1年生ながらメンバーに入り、誰よりもハードワークし仲間を鼓舞し続け1年生とは思えない存在感があるからです。グラウンド外での立ち振る舞いも良く、今後の日大を背負う1人だと思います。
関東学院大学
監督:榎本淳平
主将:ラリーティポアイールーテル(4年、No.8)、安藤悠樹(4年、SO/CTB/FB)
◆スローガン
『繋ぐ』
◆チームの雰囲気
チームの雰囲気は今のところとても良いです。全員が可能な限りチームとして団結しています。秋季リーグ戦に向けて、皆が喜びと興奮でいっぱいです。シーズン開幕当初は、誰もが緊張していましたが、チームをどうしていきたいかについて何度もミーティングを重ねました。システムを大幅に変更し、全員が同じ考え方で臨むことができました。(ティポアイールーテル主将)
◆ここだけは負けない!というポイント
運動量、個々のスキル。今年は、細かなスキルをさらに習得してメンバー全員スキルフルでとてもいい選手になりました。見どころは、相手を翻弄する戦術、ラン、セットプレーです。(安藤主将)
Captain’s Voice
安藤悠樹選手(4年、SO/CTB/FB)
4年生になって迎えるこのシーズンは、4年間の中で一番チームの雰囲気がいいと感じています。みんな試合に出たいという気持ちを強く持っていて、春夏をしっかり取り組んできた今は、不安よりも早くリーグ戦に挑みたいというワクワクが止まりません。
正直、他大学のレベルが高いことは理解していますしリスペクトもしています。でも自分たちが春夏に積み上げてきたものは、必ず秋に通用するという自信もあります。その自信を結果で証明したいです。
ラリーティポアイールーテル選手(4年、No.8)
強い関東学院を取り戻すために、全員が練習も試合も嬉しさを持って取り組んできました。大学選手権に行くなら今年しかない、という思いがあります。
チームが選ぶ注目選手
丸尾瞬選手(3年生、HO)
全てにおいて特化しておりチームを牽引する大きな力を持つ選手(安藤キャプテン)
星遥大選手(2年、SO)
圧倒的なランニングセンス、一度スピードに乗れば誰も止められない選手(安藤キャプテン)
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